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売れないゲーム

2001年10月21日 22時52分更新

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※写真はイメージです。実在する雑誌とは関係ありません

 商品を販売する会社ではマーケティングが命! データは宝物!! これはどんな業種にでも言えることだと思う。だから僕は営業マン時代、常にデータ収集を欠かしていなかった(つもり)。  マーケティングデータの中でも最もわかりやすく、参考になるのがゲームソフト販売本数ランキングなどの資料である。そう、アスキーの関連会社である某エ○ターブレインなども発表しているやつだ。あるとき僕がこのデータを分析していると(つーか眺めてただけだけど)、想像を絶する数字が目に飛び込んできた。

発売日から1週間の販売本数“352本”

 ……なんていう脅威的な数字だ! 全国に少なくとも8000店以上は存在するであろうゲームソフト販売店の中で、352本だ。単純計算で20店につき1本以下したそのソフトは売れていないことになる。超マニアックなアダルトビデオ、いやアダルトVideo-CDでももう少し売れそうな気がする。そもそも一体どうやってそんなエキセントリックなデータがはじき出されたのかも不思議なのだけど、発売元のメーカーが何を思ってそのソフトを発売したのかはもっと謎である。

 しかしこの謎はすぐに解けてしまった。なぜならば、その後すぐにわが社でも総販売数が500本を切るソフトが発売になったからだ。今回はそんな、泣く子も黙る「売れないゲーム」が作られる仕組みを紹介しよう!



ショップ店頭平積みされて、大々的に宣伝されているタイトルの裏には、日陰にも入れないタイトルが無数に存在するのだ。※写真はイメージです。実在するショップやメーカーとは関係ありません

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