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日本HP、グラフィック用途のLinuxワークステーションを発表

2001年10月22日 22時46分更新

文● 編集部

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日本ヒューレット・パッカード(株)(以下、日本HP)は、OSにRed Hat Linux 7.1ベースのLinuxを採用したCG制作向けワークステーション「hp Linux workstation x2000」「hp linux workstation x4000」を12月1日より受注開始すると発表した。製品の出荷は2002年1月上旬。

「hp Linux workstation x4000」。

「hp Linux workstation x2000/x4000」は、主にDCC(Digital Contents Creation)/CG制作業務向けワークステーションで、これまでUNIXワークステーションを利用してきたユーザーをターゲットに販売される。同社によると、IA-32ワークステーションもプロセッサの処理能力がRISC系プロセッサと遜色がなくなっており、UNIX同様のコマンド操作を中心とした操作が可能で、比較的安価なIA-32アーキテクチャ上で動作するワークステーションOSとしてLinuxを採用したという。ハードウェアは、これまで同社が販売してきたWindowsワークステーション「hp workstation x2000/x4000」とほぼ同じだが、安定動作のためIDEハードディスクは利用できないほか、グラフィックカード「NVIDIA Quadro2 Pro/MXR」のドライバが現在用意されておらず、対応するのは来年の春以降になるという。ハードウェアの主な仕様は以下のとおり。

hp Linux workstation x2000

  • CPU……Pentium 4-1.4/1.5/1.7/2.0GHz
  • 内蔵HDD……最大146GB(Ultra 160 SCSI)
  • メモリ……最大2GB
  • 対応グラフィックカード……ATI FireGL2/FireGL4、Matrox MilleniumG450(2002年春以降NVIDIA Quadro2 Pro/MXRにも対応)

hp Linux workstation x4000

  • CPU……Xeon 1.7/2.0GHz×1または2
  • 内蔵HDD……最大144GB(Ultra 160 SCSI)
  • メモリ……最大4GB
  • 対応グラフィックカード……ATI FireGL2/FireGL4、Matrox MilleniumG450(2002年春以降NVIDIA Quadro2 Pro/MXRにも対応)

ベースとなるディストリビューションにはRed Hat Linux 7.1を採用。動作検証が完了したDCC(Digital Contents Creation)アプリケーションは現在のところ以下のとおり。

  • Alias|Wavefront Maya 3.0
  • Avid Softimage|XSI 2.0
  • Nothing Real Shake

また、同社ではシステムを出荷時の状態に復元できる「リカバリCD-ROM」のバンドルや、Windowsワークステーションではオプションとなっている1年間の電話サポートなどを提供する。製品の参考価格は以下のとおり。

hp Linux workstation x2000

  • CPU……Pentium 4-2.0GHz
  • HDD……18GB
  • メモリ……256MB
  • グラフィックカード……Matrox G450
  • 価格……60万8000円

hp Linux workstation x4000

  • CPU……Xeon-2.0GHz×1
  • HDD……18GB
  • メモリ……256MB
  • グラフィックカード……ATI FireGL4
  • 価格……103万8000円

記者発表

記者発表ではまず、日本HP アジア・太平洋地域テクニカルビジネス本部長の井上公夫氏が挨拶した。

日本HP アジア・太平洋地域テクニカルビジネス本部長 井上公夫氏

同社が本製品を通じて、ユーザーに

  • 安定した製品
  • 高度なグラフィック性能
  • サポート

という3つの価値を提供するとし、「HPの本当の価値を受け入れていただきたい」と語った。

引き続いて、同社ビジネスカスタマ事業統括本部 テクニカルビジネス本部 ワークステーションシステムズ テクニカルエバンジェリストである児玉清美氏が製品についての説明とデモを行なった。

日本HP ビジネスカスタマ事業統括本部 テクニカルビジネス本部 ワークステーションシステムズ テクニカルエバンジェリスト 児玉清美氏

同氏によると、Linuxグラフィックワークステーションが可能になった大きな理由として、プロセッサ性能の向上のほかに、XFree86 4.0.x以降、OpenGLのハードウェアレンダリングが可能になったことが大きいという。それにより、Windowsワークステーションと遜色ない3Dグラフィック性能が得られるようになったという。

「hp Linux workstation x4000」のデモ。人形をぐるぐる回転させながら高速でテクスチャマッピングするもの。
こちらは螺旋型の3Dモデルを組み合わせたもの。

最後に、同社ビジネスカスタマ事業統括本部 テクニカルビジネス本部 電子・デジタルデザインマーケティング デジタルデザインビジネスマネージャである中島章氏が、ISVとのパートナーシップについて説明した。

日本HP ビジネスカスタマ事業統括本部 テクニカルビジネス本部 電子・デジタルデザインマーケティング デジタルデザインビジネスマネージャ 中島章氏

同氏は、「Softimage|XSI」を販売するISVパートナーである米Avid Technologyと共通のキャラクターを使って共同マーケティングを行なうことや、「Maya」シリーズを開発しているAlias|Wavefrontが、「Maya4」Linux版の開発にHewlett Packardのワークステーションを用いていることなど、開発、販売でISVと協力してゆくことを説明し、発表を終えた。

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