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松下、日本語/英語活字カラーOCRソフト『読取革命2002』を発売

2001年10月22日 17時19分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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松下電器産業(株)と松下システムソリューションズ(株)は、日本語/英語活字カラーOCRソフト『読取革命2002』を11月22日に発売する。対応OSは、Windows 95/98/Me/NT4.0/2000/XP。

『読取革命2002』は、カラー文字認識エンジンを搭載しており、カラー画像から文字/画像/背景の各領域を抽出できるため、従来のOCRソフトより正確なレイアウト認識が可能。元画像(元原稿)のレイアウトや色、文字サイズなどをそのまま再現して出力できる。また、デジタルカメラで撮影した画像の文字認識も可能。

読取革命2002画面
『読取革命2002』の画面。画面右側は認識結果を出力したもの。レイアウトや文字の色などをそのまま再現できる

読み込んだ画像は、さまざまなファイル形式(DOC/XLS/JTD/RTF/CSV/TXT)に変換可能。今回新たに、HTML 4.0(CSS)形式とPDF 1.2形式にも変換できるようになった。

さらに、読み込んだ線画図形を、Microsoft WordやExcelの図形データ(オートシェイプデータ)に変換可能。輪郭座標を抽出し直線や曲線でつなぐことで図形を表現するため、拡大しても輪郭部分のギザギザが目立たないという。

英語文字認識エンジンには、ABBYY Software House社のOCRエンジン『FineReader 5.02』を搭載しており、従来製品『読取革命2001』に比べ、つぶれたりかすれたりした英字やイタリック体の認識精度が向上したという。また、日本語文字認識では、38分野におよぶ専門用語辞書(36万語)を標準装備しており、言語解析辞書(13万語)と併用することで、専門書や論文など専門用語が多い原稿も高い精度で認識できるとしている。

『読取革命2002』の製品ラインナップは、標準パッケージ版、アップグレード版、乗り換え版の3種類。アップグレード版は、既存の読取革命 Ver.1.0/Ver.2.0/Ver.3.0/2000/2001ユーザー向け製品。乗り換え版は、エー・アイ・ソフト(株)の『読んde!! ココ』シリーズやメディアドライブ(株)の『e.Typist』シリーズを利用しているユーザーを対象とした1万本限定製品。

価格は、パッケージ版が1万9800円、アップグレード版が8500円、乗り換え版が9800円。

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