独SuSE Linuxは10月22日に「SuSE Linux 7.3」を発売する。製品ラインナップは、『SuSE Linux 7.3 Personal』、『SuSE Linux 7.3 Professional』、『SuSE Linux 7.3 Professional Update』の3製品。米国とカナダでは、現在同社Webサイトで販売を行なっている。日本では、バンドルされるソフトウェアのライセンスに問題があり、Alpha版以外は輸入することができない。また、日本代理店であるぷらっとホーム(株)でも、同製品を取り扱う予定はないそうだ。「SuSE Linux 7.3」の主な特徴は以下のとおり。
システムインストール/管理ツール「YaST2」関連
- システムの動作中にパーテーションを設定することが可能になった
- ext3、jfsファイルシステムをサポートした
- ソフトウェアRAIDをサポートした
- スキャナ設定機能を追加した
- TVボードに対応した
- IDE接続のCD-Rドライブに対応した
X Window設定ツール「SaX2」関連
- 1台のディスプレィ上で複数の画面表示をサポートする「Cloned Multihead」機能を追加した
- タッチスクリーン、グラフィカルタブレットに対応した
主な仕様は以下のとおり。
- カーネル 2.4.10
- glibc 2.2.4
- XFree86 4.1.0
- KDE 2.2.1
- GNOME 1.4.1beta2
各製品のパッケージ構成と価格は以下のとおり。
パッケージ名 | パッケージ内容 | 価格 |
---|---|---|
『SuSE Linux 7.3 Personal』 | CD-ROM3枚、マニュアル3冊、60日間のインストールサポート | 49.90ユーロ |
『SuSE Linux 7.3 Professional』 | CD-ROM7枚、DVD-ROM1枚、マニュアル5冊、90日間のインストールサポート | 78.90ユーロ |
『SuSE Linux 7.3 Professional Update』 | CD-ROM7枚、DVD-ROM1枚、マニュアル3冊、60日間のインストールサポート | 49.90ユーロ |
お詫びと訂正
記事公開当初、「SuSE Linux 7.3」製品を日本国内から予約可能であるかのような記述がありましたが、予約を受け付けていたのは米国、カナダのみであり、日本国内から予約することはできません。なお、バンドルされるソフトウェアのライセンスに問題があり、日本国内ではAlpha版以外の製品を輸入することはできません。お詫びして訂正いたします。