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3Dゲーマーに朗報!600以上のゲームに対応する3Dメガネ、その名も「ビューティフルサンデー(3D)」

2001年10月18日 00時00分更新

文● 小磯

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パッケージ

 3D画像を立体視できるようになるという、Nvidia製チップ搭載ビデオカード用3Dメガネの販売がアキバで始まった。Nvidia製ビデオカードの多くは3D画像を立体的に(飛び出して)見えるような機能をサポートしており、すでに市場にはELSAの「3D REVERATOR」が出回っている。しかし、3D REVERATORの場合、ELSA製以外のビデオカードや、日本語版のゲームで動作検証があまりされていないのが悩みの種だった。しかし今回登場したイーレッツ製「Beautiful 3D」(ビューティフルサンデー)は、冗談のような名前ながら多数のNvidia製ビデオカードのほぼすべてに対応し、しかも日本語版ゲームを含む600タイトル以上のPC用3Dゲームの立体視に対応しているのが魅力的な製品だ。



Beautiful 3D

 Beautiful 3Dは「Nvidia製リファレンスドライバ『Detonator XP』(v21.81)で動作するビデオカード」に対応するという汎用性の高さがウリ。セットアップは、付属する特殊形状のD-Sub15ピンコネクタ付VGAケーブルでPCとCRTモニタを繋ぎ、そこに専用メガネをセットして、あとはドライバを入れてやるだけとなっている。残念なのは、Windows NT/2000には対応していないこと。Windows 2000で3Dゲームをするのはもはや珍しいことではないだけに、今後の対応に期待したいところだ。



3Dメガネ一式
「Beautiful 3D」一式。電源が足りないときのためだろうか、PS/2ポートから電源を取れるようになっているのが分かる
パッケージ裏
CRTモニタは垂直解像度140MHzに対応。立体視のためには100MHz以上が必要だとしている

 なお、ドライバにはそれぞれのゲーム用に最適化された3D設定が用意されており、遠近だけでなく、近距離の物体を独立して視差調整することで自然な立体感を得られるという「FF」(フレキシブル フィッティング)により、自動的に立体処理が行われるとのこと。また、自動設定とは別にQuakeやUnrealをはじめとするFPS(First Person Shooting)をプレイする時に照準がズレないようにするための設定項目があったり、実際にメガネをかけてゲームをプレイしながらでも立体感(物体の飛び出し感)やガンマ値をホットキーで簡単に調整できるようになっているのはうれしい配慮と言える。



動作確認済みゲーム一覧(の一部)

 600以上のゲームタイトルで実際にどの程度の立体感が得られるかについてのおおまかな目安はイーレッツのウェブサイトから確認できるので、お気に入りのゲームが対応しているかどうかを確認可能。プレイ時の最適設定についてのヒントもあわせて掲載されているので、購入を検討している人はまず同社のウェブサイトを確認してみるといいだろう。



店頭デモ

 価格はOVERTOPで7572円、若松通商エルプラザで7580円。同店では店頭にデモ機を設置しており、明日19日からは人気となった3Dアクション「アリス・イン・ナイトメア」をBeautiful 3Dで体験できるようにするというから、実際にどの程度の立体感が得られるか実際に試したい人は要チェックだ。



【取材協力】

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