日本電気(株)は17日、携帯電話でテレビ画面を表示するために必要なシステムオングラスディスプレーを開発したと発表した。
開発したシステムオングラスディスプレー |
携帯電話に搭載したイメージ |
開発したディスプレーは、液晶ディスプレーと駆動回路をガラス基板上に一体成形する“システムオングラス”技術を利用して、低温ポリシリコンCMOS薄膜トランジスターによる360×480画素26万色表示の2.6インチ反射型ディスプレーを作成したもの。反射板の表面に精密な凹凸を形成し、反射表示モードに適した液晶セルを新たに開発したほか、独自の部分表示技術“パーシャル表示モード”を採用。これにより352×288画素の標準テレビ画面(CIF画像)とテキスト・インジケーターなどを、分割した画面に同時に表示できるようになったとしている。