(株)エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)は17日、京成電鉄(株)が2002年3月に部分竣工するマンション“サングランデ セレステージ”(東京都葛飾区、総戸数197戸、約8000平方メートル)に、最大15Mbpsの高速通信が可能なVDSL(Very high bit rate Digital Subscriber Line)方式を採用したブロードバンドインターネットシステムを導入すると発表した。併せて、京成グループの不動産管理会社である京成ビルサービス(株)が、マンション居住者専用のホームページを開設・運営して、生鮮食料品や日用品の宅配サービスなど総合生活情報サービスを居住者向けに提供する予定。
今回導入するブロードバンドインターネットシステムでは、マンションに引き込んだ、東日本電信電話(株)の加入者光ファイバーアクセスサービス“Bフレッツ ビジネスタイプ”の100Mbps回線を、VDSL方式により各戸で共用する。NTT-MEのインターネット接続サービス“WAKWAK(わくわく)”を使用して、上り下り最大15Mbpsのインターネット常時接続が可能となる。1世帯あたり50MBのホームページスペースと1電子メールアドレスが提供されるほか、ブラウザー操作などを教えてくれるヘルプデスクやマンション内に敷設された機器の保守サポートサービスが用意される。料金は月額2200円。オプションで10電子メールアドレスまで追加が可能。
マンションの共用棟“プラザハウス”の1階ロビーには、午前10時から午後6時まで、フロントレディーが常駐し、ホテルライクなサービスを提供するという。さらに、専用ホームページからも、航空券・JR券の手配、宅配便の発送、タクシー手配などの申し込みが行なえる。プラザハウス内の“スタディルーム”には、8台のパソコンが同時にインターネット接続できる環境が用意され、NTT-MEによるIT教室が開催される予定。
