PC、デジカメ、MP3プレーヤ、DVカメラ、果てはマウス……と、とにかく付けられるものなら手当たり次第にメモリースティックスロットを搭載しそうな勢いのソニー。今度は内蔵型CD-RWドライブにまで付けてきたのだから恐れ入る。
この新製品の型番は「CRX175M」。ソニー純正のリテールパッケージである。最大書き込み速度は24倍と現在の最速値に並ぶ性能であり、その意味でも注目の製品だ。
ATAPI接続、最大書き込み24倍速のほかは、読み出し最大40倍速、書き換え最大10倍速、バッファ2MBというスペック。ソニー独自のバッファアンダーラン防止技術「PowerBurn」を採用している。
メモリースティックスロットは本体前面向かって左下に設けられている。内蔵しているといっても、別にメモリースティックから直接CD-R/RWに書き込めるといった機能があるわけでもなく、単純に2つの機能を一体化したもののようだ。
ちなみにOS上では、IDEセカンダリのMasterにCD-RWドライブ、Slaveにメモリースティックリーダ/ライタが接続されたものとして認識される。ハード的には一体であってもセカンダリのMasterとSlaveが両方空いている必要があるので注意だ。
またソニーのCD-RWドライブといえば、1.3GBの容量を持つ“DDCD”(Double Density CD-R/RW:倍密度CD-R/RW)に対応した「CRX200E」が記憶に新しいが、このCRX175MはDDCDには対応していない。
とりあえず、リーダ/ライタを別に用意する必要がなくなるというのはメリットではあろう。これを使ってメモリースティックスロット標準装備PC、すなわち“VAIOもどき”にしてみるというのもアリかもしれない。
価格はTSUKUMO eX.で1万4799円。
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