バイオノートSRは、“スタミナ/軽量”が特徴のモバイルノートパソコンシリーズ。秋モデルのコンセプトは“ステーショナリー”で、文房具にような気軽な道具として性別を意識させないスタイリッシュな仕上がりとなっている。発表されたのは、『PCG-SRX7』、『PCG-SRX3/BD』、『PCG-SRX3』の3機種。
バイオノートSR。本体2面にマグネシウム合金を採用、パームレストには光を透過するポリカーボネート素材を使用し、イルミネーションランプが光るようになっている |
秋モデルは、従来機と同じ10.4型XGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768ドット/1677万色)を搭載しながら、本体奥行きが従来機の209mmから194mmとなった。また重量が1.39kgから1.26kg(PCG-SRX7)/1.25g(PCG-SRX3/同BD)になり、より軽量/コンパクトとなっている。
また、2.4GHzワイヤレスLAN機能(最大通信速度11Mbps/最大距離見通し100m/IEEE802.11b)を搭載する。さらに、PCG-SRX7はBluetooth機能(最大通信速度723kbps/最大距離見通し100m/Bluetooth 1.1準拠)も備えている。
そのほか、放熱機構“カスケードクーリングユニット”を新たに開発、極薄ヒートパイプを採用しヒートシンクやファン配置、形状を最適化したことにより、効率のよい放熱と軽量化を実現したという。
PCG-SRX7はCPUに低電圧版モバイルPemtium III-800AMHzを、PCG-SRX3は低電圧版モバイルCeleron-650MHzをそれぞれ採用する。チップセットはIntel 815EM。インテル社の協力により低電圧版モバイルプロセッサーとIntel 815EMの組み合わせが実現したという。
いずれの機種も128MBのメモリー(SDRAM)を搭載する。HDDは、PCG-SRX7が30GB(Ultra ATA)、PCG-SRX3が20GB(Ultra ATA)となっている。PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)で、内蔵モデルは56kbps(V.90/K56flex対応)。ポインティングデバイスは、インテリジェントタッチパッドとバックボタン付きセンタージョグダイヤル。
外部接続端子は、USB、i.LINK(S400)、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、モデム用モジュラージャック、マイク入力、ステレオヘッドホン出力、ディスプレーアダプター専用端子、マジックゲート対応メモリースティックスロット。
本体サイズは幅259×奥行き194×高さ32mm、重量はPCG-SRX7が1.26kg、PCG-SRX3が1.25g。OSはWindows XP Home Edition。
なお、PCG-SRX3/BDは、PCG-SRX3にCD-RW/DVD-ROMドライブ『PCGA-CRWD1』を同梱し、Microsoft Office XP Personalをプレインストールしたモデル。
3機種とも11月17日発売で、価格はオープンプライス。推定小売価格は、PCG-SRX7が22万円前後、PCG-SRX3/BDが20万円前後、PCG-SRX3が15万円前後。