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スターバックス、ナスダックジャパンに上場――「最も成功しているマーケットは日本!!」シュルツ会長

2001年10月10日 21時29分更新

文● 編集部 中西祥智

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スターバックス コーヒー ジャパン(株)は10日、大阪証券取引所ナスダックジャパン市場に上場したと発表した。スターバックスはノートパソコンを使用しても、電源を利用しても苦情を言われることがないとされ、パソコンユーザー御用達と言われている。また、北米のスターバックスには無線LANを設置している店舗もあるが(※1)、日本ではまだ設置店はない。なお、スターバックスは全店禁煙ということでも人気がある。

※1 米スターバックスのウェブサイトでは、店舗検索のタブに“Wireless Starbucks Stores”という項目があり、無線LAN設置店を探すことが可能。

笑顔の5氏
左から、ナスダック・ジャパン エグゼクティブ バイス プレジデントのリッチ・バートロッタ氏、サザビーの鈴木陸三代表取締役、米スターバックス コーヒーのハワード・シュルツ会長、スターバックスコーヒー ジャパンの角田雄二代表取締役社長、同社COOの好本一郎氏

同社は米スターバックス コーヒー(Starbucks Coffee)社および(株)サザビーの合弁企業として1995年に設立され、1996年8月に東京・銀座に1号店を出店した。スターバックスが海外に進出したのは日本が最初だという。10月12日には300号店が開店する予定。

今回の上場によって、同社は資本金を30億円から83億3000万円に増強した。発行済みの株式総数は142万株で、公募価格の6万4000円に対し、8万円の初値がついた。10日の終値は7万円。

同社の銀座マロニエ通り店で行なわれた記者会見で、角田雄二代表取締役社長兼CEOは、9月10日に上場を申請して以来、米国のテロなどによって市場は大変な状況になったが、その中で上場を果たした「現状に満足している」と語った。角田氏は、スターバックスの日本進出によって「カジュアルな雰囲気の中で本物のコーヒーを提供する“スペシャリティーコーヒー市場”」が創出されたとする。そして、その市場における同社のシェアは70%を超えるという。

角田雄二代表取締役社長兼CEO
角田雄二代表取締役社長兼CEO

同社は日本市場について、大きく、また顧客がコーヒーを理解しており「大きなビジネスチャンス(好本一郎同社COO」だと考えている。そして、成功するために最も重要なことは、ブランドの価値を守ることだという。カジュアルな中にも最高級のコーヒーを提供することで、一時のトレンド・ブームに終わることなく、客の生活の一部になることが重要だとしている。

また、角田社長は今後の価格引き下げやフランチャイズ展開について、「まったく考えていない」と述べた。価格の引き下げについては、同社はコーヒー豆の生産から販売まで、トータルのコストから価格を設定しており、「値引きするつもりはない」。また、フランチャイズ展開については、角田社長は「最初はFC(フランチャイズ)を考えていた」が、米国側から直営でやってほしいとの要望を受けたため、現在直営店のみによる展開を行なっている。ただし、そのどちらについても、角田社長は将来は分からないとしている。

米スターバックス コーヒーのハワード・シュルツ会長兼CGS
米スターバックス コーヒーのハワード・シュルツ会長兼CGS

米スターバックス コーヒーのハワード・シュルツ(Howard Schults)会長兼CGS(Chief Global Strategist)は、「スターバックスにとって、最も成功しているマーケットは日本だ」と語る。スターバックス コーヒー ジャパンでは上場によって得た資金を新規出店に当て、2004年度末には国内店舗数を500店舗まで伸ばすことを目指す。

なお、角田社長は日本市場のポテンシャルについて尋ねられて「米国は3500店、日本は300店だ」と答え、まだまだ成長する余地があることを示唆した。

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