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「茶色」のAthlon XPが販売開始!マーキングは「AX1500DMT3C」で実クロックは1.33GHz

2001年10月03日 23時03分更新

文● 小磯

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Athlon XP 1500?

 Palominoコアを搭載したデスクトップPC向けのAMD製新型CPU「Athlon XP」と思われる製品の販売がアキバで始まった。AMDからのアナウンスはなく、AMD製CPU恒例のフライング登場ということになる。実売価格は1万7500円~1万8800円。


Athlon XPと思われるCPU。これまでとは外観がまったく違う
Athlon XPAthlon XP
コンデンサがない

 まず印象的なのはCPUパッケージが従来製品から一新され、茶色になっていることだ。また、コア周辺も大きく変化し、従来のAthlonファミリで見られた「コアを取り囲む12個のキャパシタ」がCPU表面からごっそり消え、代わりにCPU裏面のコア直下へ配置され直されている。L1などが表面に見えているAthlon風なレイアウトは健在である一方で、キャパシタはPentiumIIIファミリに近づいた格好だ。パッケージを一新する理由としては、高クロック化や熱対策などの理由が考えられるものの、現段階ではなぜ茶色なのかも含めていっさいが謎に包まれている。



コア
コアのマーキングは「AX1500DMT3C」で、ロットナンバーと思われるマーキングの2段目は「AGKGA0135RPMW」。2段目は、Athlon MPやAthlon-1.4GHz、1.33GHzと同じく13桁になっている

 注目のコアはPalominoコア版Athlonである「Athlon MP」と同様、Thunderbirdコア版Athlonに比べて大きく、正方形に近い形状になっている。最上段のマーキングは「AX1500DMT3C」。すでに一部ショップでは製品名を「Athlon XP 1500+」としているが、それを裏付けるかのような表記だと言えるだろう。このコアマーキングをAthlon MP-1.2GHz(コアマーキング:AHX1200AMS3C)と比較してみると、どのようなCPUであるかを示す、A(Athlonシリーズであることを示す文字)のすぐ後ろの文字が、Athlon MPの“HX”から“X”へと変化している点に気づく。そして続く4桁の数字の後ろを見ると、CPUソケットタイプを示す“A”がAthlon XPでは“D”に、Thermal Spec(温度上限)を示す“S”(95℃)が“T”へと変化している。また同時に、Athlon MPで動作電圧“1.75V”を示していた“M”の文字や、L2キャッシュ256KBを示す“3”、FSB 266MHzを示す最後の文字“C”に変化はない。マーキングを見る限り、基本的にAthlon MPとAthlon XPはほぼ同じようなCPUであると見ていいだろう。



GA-7DX
Athlon-1.33GHzと認識したGA-7DX

 ここで、Gigabyte製のAMD761 North Bridge搭載マザーボード「GA-7DX」(BIOSリビジョン:F1)で動作させてみたところ、動作クロック1333MHz(=1.33GHz)であることがわかった。海外サイトや一部ショップが言っていたように、Athlon XPはコアマーキングの「1500」ではなく「1333」MHzで動作するもよう。ダウンロード可能になっている最新版BIOS「F5」でAthlon XPに対応する旨がGigabyteのウェブサイトには記載されており、最新BIOSにアップデートすれば問題なく使用できそう。



L1
L1部分の外観はこれまでと異なっている。クローズとも、オープンとも取れるが詳細は不明
L1
ECS「K7S5A」は「Athlon 4」、動作電圧1.744Vであると認識していた
入荷

 見た目を中心に大きなインパクトがある新CPUだが、正式な製品名を含め、詳細のほとんどは販売を開始した今をもってなお不明。10日と噂されるAMDの正式発表や、今後明らかになるだろう情報が開示されるまでは「人柱専用CPU」ということになりそうだ。
 3日現在の価格は以下のとおり。


3日現在の価格情報
価格ショップ
\17,800パソコンハウス東映
\17,950OVERTOP
\18,780コムサテライト1号店
コムサテライト3号店
\18,800高速電脳
価格提示なしサトームセンパソコン館 PC isLand(4日から販売)
Storm(完売)
RockValley(完売)
AMDからの公式な発表がなされていないため、CPUの詳細については不明です。実クロックをはじめとするいくつかの情報は、編集部で実際に駆動させた結果に基づいていますが、その内容を保証するものではありません。Akiba2GO!では、本文中で触れたCPUを動作させたことによる、いかなるトラブルに関してもその責を負いかねますのでご了承ください。
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