NTTコミュニケーションズ(株)、セイコーインスツルメンツ(株)、ソニー(株)、(株)アトムシステム、(株)ゼットプロジェクトの5社は2日、“eMarker(イーマーカー)”サービスを提供する会社“株式会社ゼータ・ブリッジ”を10月10日付けで設立することに合意したと発表した。
“eMarker”は、ラジオやテレビで気になった曲やCMをブックマークできるというサービス。eMarker対応端末でブックマークした後、インターネットを利用し、曲名やCM情報を検索したり、検索した曲を購入したりと、ラジオやテレビ放送とインターネットおよびEコマースをつないでいる。新会社はまず、現在首都圏エリアの12のテレビおよびラジオ局に対応している同サービスを、年内を目標に全国展開をしていくという。あわせて、携帯電話などの端末からも利用できるように拡大していくとしている。新会社の代表取締役社長には、ソニー(株)ブロードバンドソリューションカンパニー e-Customized Commerce 部 統括部長の安藤尚隆氏が就任する。新会社の資本金は3億8000万円。NTTコム、SII、ソニーが1億2000万円ずつ、アトムシステム、ゼットプロジェクトが1000万円ずつ保有する。なお、新会社は将来的には、AV機器や時計といった製品にも“eMarket”機能を搭載し、さまざまな製品からのブックマークを可能にしていきたいとしている。