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米NVIDIA、新グラフィックスチップ“GeForce Titanium”シリーズを発表

2001年10月02日 23時35分更新

文● 編集部

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米NVIDIA社は現地時間の1日、デスクトップパソコン向けの新GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)となる“GeForce Titanium”シリーズを発表した。ラインアップは、高機能・高速処理のハイエンド向け『GeForce3 Ti 500』と、DirectX 8対応の『GeForce3 Ti 200』、コストパフォーマンスを高めた『GeForce2 Ti』の3種類。

『GeForce3 Ti 500』と『GeForce3 Ti 200』は、陰影処理をハードウェアで行なえる“shadow buffer”と、3Dオブジェクトにさまざまな視覚効果を施すことができる“3Dテクスチャー”機能を搭載する。従来からの“nfiniteFXエンジン”や“GeForce3 Lightspeed Memory Architecture”も採用している。『GeForce3 Ti 500』は毎秒38億サンプル、『GeForce3 Ti 200』は毎秒28億サンプルのアンチエイリアシングが可能。『GeForce2 Ti』は、“HDVP”(high-definition video processor)や、ピクセル単位でのシェーディングが可能な“NSR”(NVIDIA Shading Rasterizer)を搭載し、毎秒1億ピクセルのレンダリング、毎秒3100万トライアングルのT&L処理が行なえるのが特徴。

これらのGPUは“Detonator XP Unified Driver Architecture (UDA)”を採用し、Windows XPに最適化されているが、Windows 98/2000/Meでも処理の高速化が図れるという。

なお、GeForce Titaniumは、台湾のASUStek Computer社、シンガポールのクリエイティブテクノロジー社、独エルザ社、台湾のLeadtek Research社、台湾のギガバイトテクノロジー社、台湾Micro-Star International社(MSI)、米PNY Technologies社、米Visiontek社などが採用を決定しており、12日以降、45日以内に製品を投入する。また、パソコンメーカーでは、米コンパックコンピュータ社、オランダのFujitsu Siemens Computers社、米ヒューレット・パッカード社、米マイクロンPC社、日本電気が搭載した製品を数ヵ月以内に発表するとしている。

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