先週末の記事の通り、カノープスの軽量型CPUクーラー「Firebird R5」が9月1日(日)からアキバのショップに並び始め、週明けに入りその姿を広く見かけるようになった。
前作「Firebird R7」は、鳥の羽のように大きく広がった形状のフィンが特徴的なクーラーだった。
それに対し今回登場した「R5」は、取り扱いやすいようにヒートシンクを小型化し、低価格化したモデルという位置付けで、“R7”と比べるとごくオーソドックスな形状のヒートシンクとなっている。ファンは“R7”と同じく4500rpmの流体軸受けタイプで、一般的なネジ止め形式でなく爪でヒートシンクに引っ掛けて固定するタイプだ。
もちろん、“R7”で好評だった付け外しが容易な取り付け金具“Iron Claw”はそのまま受け継いでおり、脱着用の工具も付属している。製品に標準装備されているのはSocketA用の“Iron Claw-A”のみで、Socket370用の“Iron Claw-370”は別売りであるのも“R7”と同じだ。ちなみに“Iron Claw-370”はFC-PGAタイプのみの対応で、FC-PGA2への対応は現在検討中とのことである。
ヒートシンク部。“R7”の“ヒートプリズム構造”を受け継ぎ、ベース部分が山なりになっている |
ヒートシンク底面。ごく普通のヒートシンクという印象だ |
パッケージより。比較対照がどう見ても某銅製重量級クーラーにしか見えないのはうがち過ぎか |
“R7”からファンを換えずにヒートシンクを小型化した分冷却能力は落ちているようで、Athlon(Thunderbird)で比較すると、“R7”が1.4GHzまでの対応なのに対し、“R5”は1.2GHzまでの対応となっている。
またパッケージは“R7”のブリスターパックから箱に変更されており、その箱には「軽量でCPUソケットに負担をかけない」というウリと、比較対象が何となく想像できるイメージイラストが描かれているのが特徴だ。
主要ショップでの価格は以下の通りである。
価格 | ショップ |
---|---|
\3,780 | OVERTOP |
\3,950 | 若松通商エルプラザ |
\3,980 | クレバリー1号店 高速電脳 コムサテライト1号店 コムサテライト2号店 コムサテライト3号店 BLESS 秋葉原本店 Wonder City |
\4,279 | ツクモパソコン本店 TSUKUMO eX. |