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キヤノン、プリンターラインアップを一新! 『PowerShot 30』などデジカメ2機種も発表――両事業ともシェアNo.1を目指す!!

2001年10月02日 23時36分更新

文● 編集部 中西祥智

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従来同社は“WonderBJ”のブランド名でインクジェットプリンターを提供してきたが、今回新たに“PIXUS(ピクサス)”というブランド名に変更し、8機種を発表してラインアップを一新した。PIXUSというブランド名は、“picture”あるいは“pixel”に“us”をつけた造語だという。

プリンター新製品ラインアップ
プリンター新製品ラインアップ

今回発表したのは、画質重視の“Fシリーズ”4機種と、印字スピード重視の“Sシリーズ”4機種。キヤノン取締役の高橋輝臣iプリンタ事業本部長は、PIXUSシリーズで「競合他社を凌駕する」ことを強調した。

キヤノン取締役の高橋輝臣iプリンタ事業本部長
キヤノン取締役の高橋輝臣iプリンタ事業本部長

高橋氏によると、最上位機種の『BJ F900』ではA4サイズのフォト印刷を約1分で行なえ、「デフォルトなら競合他社の同レベルの製品の2倍、高速印字設定では7倍」の高速印刷が可能だとしている。なお、印字速度を重視した『BJ S700』では、A4モノクロ印刷で毎分20枚、カラーで13枚、フチなしカラー印刷で毎分2.5枚の印刷が可能だという。

プリントヘッドの顕微鏡写真
プリントヘッドの顕微鏡写真

また、高橋氏はBJ F900と他社製プリンターとのプリントヘッドの顕微鏡写真を示した。他社のプリントヘッドではノズルの間隔が141μmであるのに対し、同社のそれは21μmで、約7倍の密度でノズルを実装していることを示し、「他社は、(間隙を埋めるために)何度も往復して印刷しなければならず、印字スピードが違ってくる」ことを主張した。そのほか、同社の画像処理技術“VIVID”により、色再現国際規格“sRGB”を超える色空間での色の再現などが可能になったという。

新しいPIXUSシリーズ

今回発表したPIXUSシリーズ8機種は全て、メタリックシルバーとグレーのツートンカラーとなった。これは同社によると、近年シルバーやグレーの多くなったパソコンの色に合わせたという。また、下位2機種を除く6機種が、今回から完全フチなし印刷に対応する。下位2機種はミシン目入りの専用写真用紙を使用することで、フチなし印刷を行なう。

また、上位5機種は“サイレントモード”として、給排紙や紙送りの速度を調節して騒音を軽減する機能を装備する。ただし、印字速度は低下する。

『BJ F900』
『BJ F900』

フラッグシップモデルのBJ F900は、4pl(ピコリットル)のインクドットで、最大解像度2400×1200dpiの印刷が可能。ノズル数は各色512ノズルで、合計3072ノズル。6色の独立したインクタンクを使用する。印字速度はモノクロ、カラーともにA4サイズで毎分7枚。対応する用紙サイズは、最小で写真のL判から最大でA4まで。USBおよびIEEE1394ポートを装備する。

ドライバーの対応OSはUSB接続の場合Windows 98/Me/2000/XPおよびMac OS 8.6以降、IEEE1394接続ではWindows Me/2000/XPおよびMac OS 9.0.4以降で、Mac OS Xには近日中に対応する予定。本体サイズは幅443×奥行き319×高さ185mmで、重さは約5.8kg。価格は5万9800円で、5日に発売する。月7万台の生産を予定している。

Fシリーズにはそのほかに、A3ノビサイズに対応した『BJ F9000』、同日発表のデジタルカメラPowerShot S40/S30と直接接続して印刷が可能な『BJ F890PD』、スタンダードモデルの『BJ F890』がある。

『BJ F9000』
『BJ F9000』

BJ F9000は、最大解像度2400×1200dpiで、最大A3ノビまでのサイズの用紙に印字が可能。印字速度は、A4カラー、モノクロ共に毎分6枚。USBポートとIEEE1394ポートを実装する。本体サイズは幅573×奥行き334×高さ196mmで、重さは約8kg。価格は7万9800円で、5日に発売する。

『BJ F890PD』
『BJ F890PD』

BJ F890PDは、PowerShot S40/S30と専用ケーブルで接続することにより直接印刷できる“カメラダイレクト”機能を装備する。また、実装するPCカードスロット(Type II)にアダプターを装着することによって、CF、スマートメディア、メモリースティック、SDカード、MMCなどに保存した画像も直接印刷できる。対応する画像のフォーマットはJPEGおよびTIFFで、DPOF 1.0に対応する。最大解像度は2400×1200dpiで、印字速度はA4カラー、モノクロ共に毎分4枚。本体サイズは幅430×奥行き301×高さ188mmで、重さは約5.8kg。価格は6万4800円で、11月1日に発売する。

『BJ F890』
『BJ F890』

また、BJ F890はBJ F890PDからカメラダイレクト機能を削除した機種。本体サイズは幅430×奥行き294×高さ177mmで、重さは約5.2kg。価格は5万4800円で、5日に発売する。

『BJ S700』
『BJ S700』

印字速度を重視する『BJ S700』はプリントヘッドのカラーノズル、シアンとマゼンタ、イエローの各2列、合計6列の配置を左右対称になるようにした。それによって、双方向印刷時に往路、復路共に同じ順序でインクが定着するため、色ムラになりにくく、高速な双方向印刷が可能になったという。“速い”モードでA4モノクロ印刷時に毎分20枚、カラーで毎分13枚の印刷が行なえる。最大解像度は2400×1200dpiで、対応する用紙サイズはL判からA4まで。BJ S700では本体サイズは幅430×奥行き294×高さ177mmで重さは約5kg。価格は4万4800円で、5日に発売する。

SシリーズではBJ S700のほか、普及機として『BJ S500』、省スペース機の『BJ S300』、1万9800円の『BJ S200』を提供する。

『BJ S500』
『BJ S500』

BJ S500は、Sシリーズの普及モデル。最大解像度は2400×1200dpiで、印字速度はA4モノクロで毎分14枚、カラーで毎分9枚。本体サイズは幅430×奥行き294×高さ177mmで、重さは約5kg。価格は3万4800円で、5日に発売する。

『BJ S300』
『BJ S300』

BJ S300は本体サイズが幅390×奥行き248×高さ185mmで重さが約3.4kgの省スペース機。最大解像度は2400×1200dpiで、印字速度はA4モノクロで毎分11枚、カラーで7.5枚。価格は2万9800円で、5日に発売する。

『BJ S200』
『BJ S200』

BJ S200は価格が1万9800円の最下位機種。最大解像度は1440×720dpiで、印字速度はA4モノクロが毎分5枚、カラーで毎分3枚。本体サイズは幅390×奥行き189×高さ162mmで、重さは約2.4kg。11月1日に発売する。

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