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フォーバルとディー・エヌ・エーが提携、企業向けECサービスを提供

2001年10月01日 19時15分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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情報通信機器の開発/販売会社の(株)フォーバルと、フォーバルのグループ会社でインターネットサービス事業会社の(株)エーゼットは1日、オンラインマーケット運営会社の(株)ディー・エヌ・エーと、インターネットビジネス支援サービスの企画/開発/運営について業務提携することで合意したと発表した。フォーバルとディー・エヌ・エーは今回の提携に伴い、企業向けECサービス“バイヤーズクラブビッダーズ”の提供を本日より開始する。

フォーバル大久保社長とディー・エヌ・エー南場社長
フォーバル大久保社長(左)とディー・エヌ・エー南場社長(右)

フォーバルとエーゼットは、中小企業を対象に、ハードウェアの調達からインストラクターの派遣、企業ホームページの作成、フォーバルの運営するオンラインショッピングモール“バイヤーズオンライン”への出店、24時間対応ヘルプデスクなど、インターネット上でのビジネス展開を支援するためのサービス“インターネットパックV1”を提供している。

一方、ディー・エヌ・エーは、オークションやフラッシュセール(定額販売)、共同購入などでさまざまなアイテムを売買できる総合オンラインマーケットサイト“ビッダーズ”を運営、ビッダーズに出店する企業向け会員制サービス“クラブビッダーズ”を提供している。

今回の提携により、フォーバルとディー・エヌ・エーは、インターネットパックV1とクラブビッダーズを統合した新サービス“バイヤーズクラブビッダーズ”を提供する。サービス利用者は、今回新設される総合ショッピングモール“ビッドバイヤーズ”に出店できると同時に、“ビッダーズ”にも出品して商品を販売することが可能となる。利用料は月額7万3000円。

ビッドバイヤーズ
総合ショッピングモール“ビッドバイヤーズ”の画面

なお、新サービス“バイヤーズクラブビッダーズ”の販売およびサポートはフォーバルが行ない、“ビッドバイヤーズ”および“ビッダーズ”のサイト構築/運営はディー・エヌ・エーが担当する。

今回の業務提携について、フォーバルの大久保秀夫代表取締役社長は、「提携によりビッダーズの持つ集客力、購買ノウハウを得られる」と説明、バイヤーズオンラインの購買実績顧客数5万人と、ビッダーズの登録会員数65万人を合わせ、約70万人の潜在顧客数を見込んでいるという。同社は今回の新サービスを業務提携の第1弾とし、今後もさらなる提携強化を図るとしている。

一方、ディー・エヌ・エーの南場智子代表取締役社長は、フォーバルとの提携理由について「フォーバルの中小法人に対する営業力と丁寧なサポート力を高く評価した」としている。なお、フォーバルは、年内にはディー・エヌ・エーへの資本参加を行なうとしている。資本比率は数%程度になる見込みという。

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