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WOWOW、feelH”で落語をダウンロードサービス――“WOWOW寄席 ザ・落語”を開始

2001年09月27日 20時33分更新

文● 編集部 増田悦子

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(株)WOWOWは26日、10月1日に開始する寄席落語のダウンロードサービス“WOWOW寄席 ザ・落語”の収録を浅草演芸ホールで行なった。これは9月4日付けで発表したサービスで、DDIポケット(株)のfeelH”向けサービス“Sound Market(サウンドマーケット)”として開始する。

対応端末
feelH”対応端末
feel H”端末の画面イメージ画面イメージ

同サービスは、feelH”に専用のプレーヤーを接続し、サイト上から落語をダウンロードするというもの。すでに、Sound Marketでは、音楽などのダウンロードサービスを開始しており、今回WOWOWと(社)落語協会、(社)落語芸術協会が協力し、同サイトで落語のダウンロードサービスを開始する。サービス開始当初は、10代目古今亭圓菊、6代目三遊亭圓窓、桂文朝、10代目桂文治、3代目春風亭柳昇、三笑亭夢楽などをはじめ、18演者、18演目を予定している。また、毎月10名ずつの演者を追加していく。1演目の公開期間は、1年間。サービス開始時に公開された演目は、来年の9月末までダウンロードできるという。

寄席の収録の様子
寄席の収録の様子

サイト上では、1分程度の試聴も行なえ、その後購入することができる。1演目300円。音質は、FM放送程度。1演目は、10分から15分程度で、ダウンロード時間は約10分。同社では、BSデジタルラジオ492chにおいてすでに“WOWOW寄席 ザ・落語”を放送しているが、BS放送は受信できる人が限られるため、携帯端末にダウンロードすることで、落語がいつでも、どこでも楽しめるようになるという。また、Sound Market対応機種で、専用のプレーヤーを持つユーザーには、落語をプレゼントという形で送信することもできる。

WOWOWで放送中の番組から(桂文治)
WOWOWで放送中の番組から(桂文治)

同社では、「落語は現在WOWOWでも放送しているが、通常東京と大阪でしか行なっていない寄席に足を運べない、地方にお住まいの方などに非常に人気がある。また、携帯端末にダウンロードすれば、多忙でなかなかテレビの前に座っていられない人も、通勤や通学時間を利用して、手軽に楽しむことができる」としている。また、落語は同じ演目でも、演者によって“まくら”や取りいれた“時事ネタ”によって味が違うという。ダウンロードして、コレクションしていくことで、同じ演目の聴き比べなども行なえるため、落語通にも楽しめるという。なお、収録は全て、浅草演芸ホールで行なう予定。また、サービスを開始するにあたって、キャンペーンとして、桂文治の“親子酒”は特別3分間試聴できる。

3代目の春風亭柳昇も登場する
3代目の春風亭柳昇も登場する。予定として総勢60名以上の落語家が名前を連ねている

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