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ノベルとインフォテリア、XML技術を用いたBtoBソリューションで協業

2001年09月26日 15時56分更新

文● 編集部 今井睦俊

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ノベル(株)とインフォテリア(株)は26日、都内で記者発表会を開催し、XML対応の階層型ディレクトリー技術を用いた次世代企業間電子商取引(BtoB)ソリューションの提供で合意したと発表した。記者発表会には、インフォテリアから平野洋一郎代表取締役社長、ノベルからマーケティング本部の高橋正廸本部長、同本部プロダクトプランニンググループの小泉禎久氏、同本部デベロッパーサポートグループの山本圭一氏が出席した。

平野洋一郎代表取締役社長ほか
左からインフォテリアの平野洋一郎代表取締役社長、ノベルのマーケティング本部の高橋正廸本部長、同本部プロダクトプランニンググループの小泉禎久氏、同本部デベロッパーサポートグループの山本圭一氏
AsteriaとNDS eDirectoryを連携
AsteriaとNDS eDirectoryを連携させることで、ユーザーの認証/認可、ユーザーアクセス権限の管理などを一括して行なえる

今回の提携では、インフォテリアのXML対応BtoBサーバー『Asteria(アステリア)』にLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)のクライアントインターフェースを実装し、ノベルのLDAPサーバー『NDS eDirectory』と連携させるというもの。これにより、Asteriaのディレクトリー参照やユーザーアクセス権限の管理などを、NDS eDirectoryで一括管理できるという。また、Asteriaが対応する電子調達のためのBtoBサービスである“RosettaNet”や“Ariba Commerce Services Network”において、電子署名や電子認証で用いる電子証明書の保管を、NDS eDirectoryで一元管理できるとしている。発表会の挨拶の中で、インフォテリアの平野社長は、「コーポレートカラーを見ると、ノベルの赤と、インフォテリアの緑は、補色関係にあり、両社は、互いに補い合い、より良い関係を築いていく」と述べ、XML技術を用いたビジネスソリューションを共同で提供していくとした。

DirXMLに3つのドライバーを追加
DirXMLに3つのドライバーを追加することで、ユーザー情報を1回登録すれば、ディレクトリー/NTドメイン/メールアカウント/DBアカウントなどに自動で反映される

ノベルは併せて、ユーザー情報の共有/同期化を図るメタディレクトリーソリューション製品『Novell DirXML(ディレクスエムエル)』の機能拡張を行ない、システムの連携対象を拡大すると発表した。今回、拡張された機能は、RDB製品(Oracle 8x/IBM DB2 UDB 7.x/Microsoft SQL Server 7.x)との同期、Windows NT 4.0ドメインユーザアカウントとの同期、テキストファイル(CSV/XML/TXT形式)との同期の3つ。3種類の新規機能は、『Novell DirXML Driver 1.0 for JDBC』、『同 for NT Domain』、『同 for Delimited Text』という3つのドライバーにより提供される。3種類のドライバーのダウンロードサービスを、同社のホームページを通じて、10月1日に開始する。同 for NT Domainと同 for Delimited Textが登録ユーザーに無償で提供され、 同 for JDBCが大規模ユーザー向けにライセンス販売される。対応OSは、同 for JDBCと同 for Delimited TextがNetWare、Windows NT/2000、Solaris、Linux、同 for NT DomainがWindows NT/2000のみ。

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