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コンピュータ・アソシエイツ、サービスプロバイダー向けのサービス管理製品を発売

2001年09月21日 15時00分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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コンピュータ・アソシエイツ(株)は21日、米コンピュータ・アソシエイツ・インターナショナル社の子会社である米iCan SP社が開発したサービスマネジメントソフト『iCan Provider Suite 日本語版』を発売すると発表した。

iCanProviderSuite画面
『iCan Provider Suite』の画面

『iCan Provider Suite』は、ホスティングサービスを行なうサービスプロバイダーや、大企業やグループ会社などの企業内でサービス管理を行なうIT部門(ICSP:企業内サービスプロバイダー)向けのサービスマネジメントスイート製品で、『iCan View』、『iCan Meter』、『iCan Assure』、『iCan Bill』、『iCan Provision』といったコンポーネントで構成される。

『iCan View』は、『iCan Provider Suite』のメイン画面となるウェブインターフェースで、プロバイダーが提供するサービスやユーザーアカウントの管理、サービスレベルの設定などを行なえる。“iCan Meter”は、ユーザーのリソースやコンテンツの利用状況、サーバーやネットワークの使用量などのデータを収集/解析し、レポートを生成できる。

『iCan Assure』は、サービスレベルの目標値を事前に定義し、サービスレベルレポートを作成できる。『iCan Provision』は、必要なシステムリソースをアカウントに適正配分する“プロビジョニング”が行なえる。ユーザーは、サービスカタログの中から適切なサービスパッケージを選択/注文可能。

『iCan Bill』は、ユーザーに対するサービスの課金処理を行なう。iCan Meterで収集したリソース使用量に基づく課金や、iCan Assureで検出したサービスレベル契約の逸脱分に対するペナルティを差し引いた課金処理が可能。

対応OSは、Windows 2000/NT 4.0。価格は、各種コンポーネントの組み合わせや、利用CPU数によって異なる。例として、20CPUで『iCan View』を導入する場合、年間500万円(保守サポートを含む)。

本日都内ホテルで行なわれた発表会で、米iCan SPの戦略的提携担当副社長であるRobert Stroud(ロバート・ストラウド)氏は、「インターネットの普及により、サービスプロバイダーの顧客が増えており、サービスプロバイダー市場は成長し続けている。今後はサービスレベルで他社との差別化を図る必要がある。また、大企業のIT部門は、サービスプロバイダーの役割を果たしており、ICSP(企業内サービスプロバイダー)として位置づけられる。このICSPは今後大きな市場となるだろう」としている。

米iCan SP副社長
米iCan SPの戦略的提携担当副社長であるRobert Stroud氏

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