このページの本文へ

【WPC 2001 Vol. 8】セガ、PC版『ファンタシースターオンライン』をお披露目

2001年09月19日 21時37分更新

文● 編集部 桑本美鈴

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

セガ(株)は、WORLD PC EXPO 2001の“PC GAME ZONE”で、全世界対応ネットワークRPG『ファンタシースターオンライン』のパソコン版を展示している。

PC版ファンタシースターオンライン
PC版『ファンタシースターオンライン』

パソコン版『ファンタシースターオンライン』は、ドリームキャスト版の『ファンタシースターオンライン Ver.2』の内容を再現したもの。プレイヤーは、近未来を舞台にさまざまな冒険をしながら惑星“ラグオル”で起こる謎を解明していく。今冬発売で、価格は未定。対応OSはWindows 98/Me/2000/XP。

“キャラクタークリエーション”画面では、職業や種族、性別の異なる9種類のキャラクターの中からプレイヤーの分身となるキャラクターを1人選択する。顔や髪型、服装を変えられるほか、モーフィングによって体型も自由に設定可能。

キャラクターを作成後、ネットワークに接続したプレイヤーが最初に降り立つ“ビジュアルロビー”では、さまざまなプレイヤーたちと出会ってコミュニケーションをとり、パーティーを編成することが可能。その後、実際の冒険に旅立つことになる。

『ファンタシースターオンライン』は、世界中のプレイヤーとスムーズにコミュニケーションが行なえるよう、あらかじめ用意されている2000語以上の言葉の組み合わせや短文を自動的に翻訳できる簡易翻訳システム“ワードセレクトシステム”を搭載する。ドリームキャスト版のワードセレクトシステムは日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語の5言語に対応していたが、パソコン版では新たに中国語と韓国語にも対応、計7言語をサポートする。また、簡単な絵と文字を組み合わせた絵文字を作成できる“シンボルチャット”も用意されている。

PC版『ファンタシースターオンライン』は、地形のポリゴン分割を行なうことで、光源の処理範囲を細分化したほか、パーティクルの適応範囲を2~3倍に増加している。また、点光源を導入し、地形への光の映り込みを表現できる。クリッピング範囲も拡大したため、背景の奥行きをドリームキャスト版より遠くまで表現可能。さらに、3Dサウンド対応を予定しているという。

“PC GAME ZONE”のステージで行なわれた発表会で、開発会社である(株)ソニックチームの中裕司代表取締役は、「マルチプラットフォーム対応を行なうにあたり、パソコンへの対応は重要。パソコンは家庭用ゲーム機と異なりさまざまなCPUやOSバージョンに対応しなければならないため、当初は困難だと思っていたが、やってみると移殖しやすかった。Windowsが補ってくれた。全世界を巻き込んで冒険できる21世紀のRPGとして恥じないものになっていると思う。12月には発売したい」と語った。

ソニックチーム中氏
ソニックチームの中氏
体験コーナー
WORLD PC EXPO 2001会場内の“PC GAME ZONE”にあるパソコン版『ファンタシースターオンライン』体験コーナー

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン