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RDRAMの品不足がより深刻化している。特に品不足が顕著なのはSamsung純正のモジュールだ。Samsungが出荷調整をしているのではという噂もあるが、真偽のほどは不明。いずれにせよ、アキバからはほとんど姿を消してしまった。新宿や横浜などの量販店ではまだ在庫があるようなので、どうしても純正品が欲しいという人はアキバ以外を狙った方がいいかもしれない。なお、品不足の影響からこれまで9000円台が相場だったPC800 RDRAM 256MBの価格は当初の見込みどおり1万円～1万1000円台へと上昇。すでに代理店から各ショップへは、来週の段階で品不足が解消することはないとの連絡が入っているようで、Socket478＋i850マザーボード人気にミソをつけることになる可能性もある。
DDR SDRAMは今週も順調に値下がり。これは米国の混乱で急激に進んだ円高の影響ではなく、各店間の競争によるもののようで、円高の影響が現れるとすれば来週以降になりそう。円相場がダイレクトに反映される仕入れを行っている代理店は多くないものの、一部には格安のメモリが出回る可能性もある。
そんななか、ごく一部にはDDR SDRAM／SDRAMの値上げに踏み切ったショップも確認できた。今回の米同時多発テロの影響は一般客の目に見えにくいところで生じているため、大きな影響はないように見えるが、代理店がa／b／cの3社あったとして、そのうちの1社だけ影響を受けているケースも発生しており、一概にそうとは言い切れないようだ。たとえばメモリだと、店頭でaとbから仕入れたメモリを販売しているのでA店の大勢に影響はないものの、c社が扱うあるブランドのメモリは今週入ってこなかったり、あるいは入荷してもごく少量だったりといった案配。ここにc社からしかメモリを取っていないショップBがあると、そのショップは販売価格を引き上げざるを得なくなるわけで、それが一部における値上げという形になっている。
来週になれば流通も落ち着きを取り戻すと思われる。「来週末になってみるまではなんとも言えない」というのは某ショップの入荷担当者の談話だが、偽らざる心境だろう。円高で格安のメモリが出る可能性もあるだけに、時間的余裕がある人は、待ちを決め込んでみるのも一計と言えよう。
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