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三洋、64MBのフラッシュメモリー内蔵の携帯型デジタルプレーヤーを発売

2001年09月13日 22時04分更新

文● 編集部 増田悦子

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三洋電機(株)は13日、64MBのフラッシュメモリーを内蔵した“携帯型デジタルメモリプレーヤー DiPly(ディプリ)” シリーズとして『SSP-PD10』を発売すると発表した。価格は2万4000円。

『SSP-PD10』
『SSP-PD10』

同製品は、“WMA(Windows Media Audio)”、“MP3”、“AAC”の圧縮方式に対応したマルチデコード方式のデジタルメモリープレーヤー。SDカードやメモリースティックを搭載した従来のメモリープレーヤーと異なり、最初から64MBの大容量フラッシュメモリーを内蔵しているため、約3時間の楽曲を記録できるのが特徴。また、データの書き込みを高速化したことで、従来3時間のデータの書き込みに10分以上かかっていたものを、5分以内へと短縮した。WMA形式に対応しており、『Windows Media Player for XP』に搭載予定の“Windows Media Audio8”を利用すれば、音楽CD以上の音質で同製品に約3時間収録できるという。

セキュリティー方式は、マイクロソフトの“WMRM(Windows Media Rights Manager)”とリキッドオーディオ社の“SP3(Secure Portable Player)”に対応している。これにより、両社のセキュリティー方式を採用している音楽配信サイトを利用できるという。また、従来のデジタルメモリープレーヤーは、セキュリティーのかかっていないデータを再生することはできなかったが、同製品は、モードを切り替えることで、個人がCDからデータ変換を行なった楽曲も聴くことができるようになっている。

“USB充電機能”を搭載しているのも特徴。充電回路を本体内に内蔵しているため、付属のニッケル水素電池を使用すれば、パソコンと接続した状態で充電が行なえるという。充電時間は約3.5時間。同社では、1日2時間再生した場合、アルカリ乾電池を購入する場合に比べ、年間約6000円の節約になるとしている。さらに、USB接続で、本体のメモリーをパソコンの補助記憶装置として扱うこともでき、文書ファイルなどをフロッピーディスクの代用とするような使い方もできる。そのほか、人間の耳に低音が強調されたと感じるような低音周波数をバーチャルに作り出す“Vi.B.E.(Virtual Bass Enhancenment)”機能を搭載する。

本体サイズは、幅約42.8×奥行17.8×高さ79.9mm。重量は、約46g(電池含む)。連続再生時間は、ニッケル水素電池が4時間、アルカリ乾電池が5.5時間。本体カラーは、シルバーとオレンジの2色。USBケーブル、インナー型ヘッドフォン、CD-ROM、ベルトクリップASSY、単4型ニッケル水素電池を同梱する。発売は10月21日。なお同社では、当初の月産を各色3000台としている。

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