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今年の2月、山洋電気が銅を採用したPentium 4用のCPUクーラー「109X9712S5016」(CPU-P4HC)を出して話題となったが、今回は形状が大胆に変わった渦巻き型のクーラーをだしてきた。
インテルのリテールクーラーを作っている保守的なイメージが強い同社だが、ここまでユニークなものを出してくるのは驚きだ。
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ファンを外してみたところ |
このCPUクーラーは「サンエースMC-HX」(型番:9H9912G5016)。ヒートシンクは銅製で、「Majesty」を思わせる直径約70mmの渦巻き型が特徴的だ。決定的に違うのはフィン1枚1枚の厚さ。フィン部分を両手で持ったときには、一瞬手が切れるのではないかと思うくらいにフィンが薄い。上にのっているファンを外すと中心部分は、逆円錐形に掘り込まれるようになっているが、これが冷却効率に配慮したものなかどうかはわからない。
搭載しているファンは5200rpmで、騒音は39dB。従来の「サンエースMC」より3dB騒音を低減しているという。
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CPUの発熱対策がますます重要になってきているとのことだが、従来のスタイルにとらわれない製品が、今後も老舗の山洋電気から登場してくるかもしれない。ファンの耐久性に自信をもっている同社が、今回のフィン形状との組み合わせでどの程度の能力を発揮できるのか期待がかかるところだ。
販売を開始したのはCUSTOMと高速電脳。価格は高速電脳で6800円、CUSTOMで6980円。
