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NECとモスフード、キャッシュレスドライブスルーの実証実験を実施

2001年09月13日 18時25分更新

文● 編集部

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日本電気(株)と(株)モスフードサービスは12日、モスバーガー江ノ島店において、ETC(有料道路ノンストップ自動料金支払いシステム)で使用している無線通信システムを用い、キャッシュレスドライブスルーの実証実験を25日から行なうと発表した。

同システムは、ETCで使用している5.8GHz帯の無線通信システム“DSRC(狭域通信:Dedicated Short Range Communication)”を応用したもの。車両に搭載したカーナビなどの端末から、DSRC無線通信を用いてインターネットに接続し、商品の注文および、決済を行なう。今回の実験システムは、DSRC無線通信上でインターネットを利用するためのIPの処理機能を実装しており、同技術の検証も行なう。また、車両を移動させながらサービスを利用するには、車両に搭載した車載端末が、1つのアンテナの通信範囲を出て、次のアンテナの通信範囲に移動したときに、自動的にアンテナを切り替えて通信を継続する“ハンドオーバ”機能が必要で、同技術も実装していることから、その検証も行なう。実験は、神奈川県藤沢市のモスバーガー江ノ島店で、25日から28日の4日間行なう予定。一般公開は27日、28日13時30分から17時30分。車載端末へのメニュー配信、車載端末からの注文および、電子決済、広告配信、顧客データの収集に加え、車載端末への地域情報などの情報提供、音楽などのデータ配信、ショッピングモールによる商品販売などの実験も行なうとしている。

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