このページの本文へ

C3はママの味?! 缶入りのC3-800AMHzが販売開始

2001年09月12日 22時38分更新

文● 小磯

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 突然、缶に入ったC3-800AMHzの販売がアキバで始まった。突発的に製品が登場するのはVIA製CPUの常とさえ言えるため別段驚くには値しないが、缶入りとなると話は別。しかも菓子のコーナーで売られているような缶に入っているうえ、缶の側面に「原材料名:シリコン・セラミック・金etc」や「保存方法:常温で直射日光を避けて保存してください」といった、明らかに“狙った”表記があるのだから驚きだ。



注意:食べ物ではありません!
内容量は95g、“原産地”は台湾だ。リストの末尾に注意書きとして「食べ物ではありません!」とある

 缶入り版C3を出荷しているのは代理店のユニティで、同社とVIAが共同でデザインしたもの。側面の断り書きを考えたというユニティの担当者によると、イメージコンセプトは「ママの味がする某キャンディーと輸入菓子」だという。実に遊び心のあるパッケージだ。



蓋

 気になるのは中身だが、発熱の低いことをうたう「COOL PROCESSING!」の文字列が躍る蓋を開けてみると、入っているのはミ……ではなく、英日2カ国語マニュアルだ。緩衝剤を挟んでその下の層にC3-800AMHz、そしてさらに緩衝剤を挟んだその下層にVIAのロゴ入りCPUクーラーが入っているという層構造になっている。CPUは1.35Vで駆動するEzraコア版で、FSB 133MHzの6倍設定。CPU裏面には“ES”の文字も確認できるが「初回出荷分が少量なので、初回出荷分はES品で間に合わせたのではないか」(ユニティ)とのこと。次回出荷分以降は通常の製品版になる予定だとしている。


蓋を開けると第1層に日本語マニュアル(左)。続いて第2層にC3本体(中央)、第3層にCPUクーラーが入っている(右)。オマケのキャンディーはない
缶の中身缶の中身缶の中身
缶に入っているC3-800AMHzとVIAのロゴ入りCPUクーラー。CPUクーラーは「Pentium用?」と思うほど小型
C3C3
CPUクーラーCPUクーラー

 なお、この缶入りC3は限定品。ただし、かなりの量が用意されており、現在のところ出荷時期未定の866MHzも缶入りで出荷される可能性が高いとのことだ。なので、慌てる必要はないだろう。一方でサイリッカーを自認するなら確実に押さえておきたいアイテムでもある。価格は高速電脳で7580円。

【関連記事】
【取材協力】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ