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ビー・ユー・ジー、専用端末で中小企業のIT化を進めるサービス“RINZO”を開始

2001年09月11日 21時55分更新

文● 編集部

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(株)ビー・ユー・ジーは10日、パソコンを使用せず、専用端末“WBT(Windows Based Terminal)”を使用し、ビジネスソフトやインターネット、電子メールが利用できるサービス“RINZO(リンゾー)”を10月1日に開始すると発表した。

『RINZO端末』
『RINZO端末』

RINZOは、ハードディスクなどを搭載せず、画面表示とキーボード、マウスのみで構成した『RINZO端末』(ICカードリーダー搭載のWBT)を使用し、ビジネスソフトやインターネットを利用できるというもの。これは、Windows 2000 Serverに標準搭載されているターミナルサービス機能を利用したもので、WBTがサーバーにアプリケーションの実行などを命令し、その結果画面だけをWBTに返す機能を利用している。WBTは電源のオン/オフだけで利用できるため、パソコンの起動方法を知らなくても利用できるのが特徴。WBTにデータを蓄積しないので、セキュリティーも守れるという。ネットワークサーバーも同社のデータセンターで管理するため、専門のネットワーク管理者は必要としない。また、WBTはICカードリーダーを搭載しており、WBTを共有しても、ICカードでユーザーを判別できるためプライバシーも保てるという。

“RINZO”のロゴ“RINZO”のロゴ

このサービスは、RINZO端末(WBT)、15インチTFT液晶ディスプレー、キーボード、ルーターやHubなどのネットワーク機器、LAN工事、専用回線、A4モノクロレーザープリンターがセットとなっている。利用可能なアプリケーションソフトは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook。そのほか、ユーザーの独自のドメインの取得、ホームページ(5ページまで)、電子メールアカウントなどをパッケージしている。また、トラブルから、ソフトウェアの使用方法までカバーするサポートセンターも設置。オプションとして、財務会計ソフトや販売管理ソフト、給与ソフトの利用も可能で、プリンターもカラープリンターやドットインパクトプリンターを選択できるという。

料金は、RINZO契約料が5万円、RINZO端末利用料が月額1万9000円、ICカード追加料金が月額8500円。最小契約単位は、1事業所あたり5台。サービスの開始を記念して2001年末まで3ヵ月間初期契約料を無料とするキャンペーンを行なう。取り扱い販売店は、(株)つうけんテクノネット(TEL.011-520-0011)、林商事(株)(TEL.011-611-3551)、北海道ゼロックス(株)(TEL.011-271-3545)、北海道総合通信網(株)(TEL.011-341-3300)の4社。

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