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Inspiron 8100

Inspiron 8100

2001年09月11日 16時01分更新

文● 山崎

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最強のノートPCと呼ぶにふさわしいベンチマーク結果

 前モデルのInspiron 8000でも、当時のノートPCとして最高のパフォーマンスを誇っていたが、よりハイスペックに強化されたInspiron 8100では、どのくらいのパフォーマンスアップが実現されているか見ていこう。今回はASCII Labs.製アプリケーションベンチマークとDirect3Dを利用した「3DMark 2000 V1.1」の結果を掲載する。3Dmark 2000 V1.1については、PentiumIII-1BGHzおよびPentiumIII-S-1.13GHzを搭載したデスクトップPC(リファレンスマシン)とも比較してみた。なお、OpenGLを利用する「QUAKE III Arena DEMO」ベンチについてはソニーのPentiumIII-M-1.13GHz搭載ノートPC「PCG-GR9/K」のレビュー記事に結果を掲載しているので参照していただきたい。

ベンチマークテストの比較対象
製品名 Inspiron 8100 Inspiron 8000 リファレンスマシン
(1BGHz)
リファレンスマシン
(1.13GHz)
CPU Mobile PentiumIII-M-1.13GHz Mobile PentiumIII-1GHz PentiumIII-1BGHz PentiumIII-S-1.13GHz
メインメモリ 256MB(PC133) 128MB(PC100) 128MB(PC133)
ビデオ GeForce2 Go(32MB) GeForce2 GTS(32MB)
ASCII Labs.製 Word 2000ベンチマークテストの結果
ASCII Labs.製 Excel 2000ベンチマークテストの結果
3DMark 2000 V1.1の結果

 アプリケーションベンチではWord 2000、Excel 2000ともに、Inspiron 8000に対して30%程度の高速化が実現されている。メインメモリを256MB搭載していることもあるが、CPUの動作クロックの上昇に加え、2次キャッシュが512KBに倍増し、FSBクロックが100MHzから133MHzに変更されていることなどにより、システム全体でCPUの動作クロック比以上のパフォーマンスの向上が達成されている。3DMark 2000 V1.1の結果でも、同じビデオチップを搭載するInspiron 8000から13%程度のパフォーマンスアップが認められた。さすがにデスクトップPCにはかなわなかったが、ノートPCとしては素晴らしい値だ。3Dゲームや3Dグラフィックスを楽しむためのマシンとしても、十分に活躍できるだろう。

 価格は、Mobile PentiumIII-M-866MHz、メインメモリ64MB、HDD 10GB、24倍速CD-ROMドライブ、1400×1050ドット表示の15インチTFT液晶を搭載したベーシック構成で20万1100円からとなっており、スペック表にある評価機の構成では31万2800円となる。現在最高・最速のスペックを持つノートPCとしてはむしろリーズナブルな価格と言えよう。省スペース性の高さと、バッテリ駆動が可能という点を考えればデスクトップPCの買い換えを考えているユーザーにとっても検討してみる価値はある。とにかくハイパフォーマンスなノートPCを欲しているなら、Inspiron 8100を選んで間違いはないだろう。

Inspiron 8100の主なスペック
CPU Mobile PentiumIII-M-1.13GHz
メモリ 256MB
液晶 15インチTFT
解像度 1600×1200ドット
HDD 20GB
CD-RW&DVDコンボ R4倍速/RW4倍速/DVD6倍速/24倍速
通信 モデム/LAN
サイズ 331(W)×276(D)×44.5(H)mm
重量 約3.6kg
OS Windows Millennium Edition
Officeアプリ

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