最強のノートPCと呼ぶにふさわしいベンチマーク結果
前モデルのInspiron 8000でも、当時のノートPCとして最高のパフォーマンスを誇っていたが、よりハイスペックに強化されたInspiron 8100では、どのくらいのパフォーマンスアップが実現されているか見ていこう。今回はASCII Labs.製アプリケーションベンチマークとDirect3Dを利用した「3DMark 2000 V1.1」の結果を掲載する。3Dmark 2000 V1.1については、PentiumIII-1BGHzおよびPentiumIII-S-1.13GHzを搭載したデスクトップPC(リファレンスマシン)とも比較してみた。なお、OpenGLを利用する「QUAKE III Arena DEMO」ベンチについてはソニーのPentiumIII-M-1.13GHz搭載ノートPC「PCG-GR9/K」のレビュー記事に結果を掲載しているので参照していただきたい。
製品名 | Inspiron 8100 | Inspiron 8000 | リファレンスマシン (1BGHz) |
リファレンスマシン (1.13GHz) |
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CPU | Mobile PentiumIII-M-1.13GHz | Mobile PentiumIII-1GHz | PentiumIII-1BGHz | PentiumIII-S-1.13GHz |
メインメモリ | 256MB(PC133) | 128MB(PC100) | 128MB(PC133) | |
ビデオ | GeForce2 Go(32MB) | GeForce2 GTS(32MB) |
ASCII Labs.製 Word 2000ベンチマークテストの結果 |
ASCII Labs.製 Excel 2000ベンチマークテストの結果 |
3DMark 2000 V1.1の結果 |
アプリケーションベンチではWord 2000、Excel 2000ともに、Inspiron 8000に対して30%程度の高速化が実現されている。メインメモリを256MB搭載していることもあるが、CPUの動作クロックの上昇に加え、2次キャッシュが512KBに倍増し、FSBクロックが100MHzから133MHzに変更されていることなどにより、システム全体でCPUの動作クロック比以上のパフォーマンスの向上が達成されている。3DMark 2000 V1.1の結果でも、同じビデオチップを搭載するInspiron 8000から13%程度のパフォーマンスアップが認められた。さすがにデスクトップPCにはかなわなかったが、ノートPCとしては素晴らしい値だ。3Dゲームや3Dグラフィックスを楽しむためのマシンとしても、十分に活躍できるだろう。
価格は、Mobile PentiumIII-M-866MHz、メインメモリ64MB、HDD 10GB、24倍速CD-ROMドライブ、1400×1050ドット表示の15インチTFT液晶を搭載したベーシック構成で20万1100円からとなっており、スペック表にある評価機の構成では31万2800円となる。現在最高・最速のスペックを持つノートPCとしてはむしろリーズナブルな価格と言えよう。省スペース性の高さと、バッテリ駆動が可能という点を考えればデスクトップPCの買い換えを考えているユーザーにとっても検討してみる価値はある。とにかくハイパフォーマンスなノートPCを欲しているなら、Inspiron 8100を選んで間違いはないだろう。
CPU | Mobile PentiumIII-M-1.13GHz |
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メモリ | 256MB |
液晶 | 15インチTFT |
解像度 | 1600×1200ドット |
HDD | 20GB |
CD-RW&DVDコンボ | R4倍速/RW4倍速/DVD6倍速/24倍速 |
通信 | モデム/LAN |
サイズ | 331(W)×276(D)×44.5(H)mm |
重量 | 約3.6kg |
OS | Windows Millennium Edition |
Officeアプリ | - |