このページの本文へ

i2テクノロジーズ、ユーザー企業を会員とした非営利団体を設立

2001年09月07日 00時49分更新

文● 編集部 佐々木千之

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

SCMシステムベンダーであるi2テクノロジーズ・ジャパン(株)は6日、都内で記者会見を開催し、同社のユーザー企業とパートナー企業を会員とした非営利団体“i2ユーザーグループ”を設立したと発表した。

会長の東芝セミコンダクター社鈴木誠二郎氏、副会長の富士通岡田和保氏、大日本印刷井上潤次郎氏、i2テクノロジーズ・ジャパン代表取締役会長兼CEO中根滋氏、米i2テクノロジーズ社Chief Delivery OfficerのHiten Varia氏
(左から)会長の東芝セミコンダクター社鈴木誠二郎氏、副会長の富士通岡田和保氏、大日本印刷井上潤次郎氏、i2テクノロジーズ・ジャパン代表取締役会長兼CEO中根滋氏、米i2テクノロジーズ社Chief Delivery OfficerのHiten Varia氏

i2ユーザーグループは、i2テクノロジーズ製品のユーザーが'97年に米国で設立したものが最初。ユーザー企業同士にとっては交流の場であり、i2テクノロジーズにとっては、同社の製品に対するユーザーの要望を吸い上げる場となっている。'99年には欧州中近東地域、2000年には中南米地域でユーザー企業によって設立されており、会員企業数はおよそ320社となっている。i2ユーザーグループの運営は、会員企業が主体となって行なっており、i2テクノロジーズはそれをサポートする形になっている。

日本で設立したi2ユーザーグループは、米i2ユーザーグループの日本支部という立場で、大手ユーザーである大日本印刷(株)、(株)東芝、富士通(株)、松下電器産業(株)の4社が構成する役員会が運営母体となる。6日午前に行なわれた設立総会には、20社が会員企業として出席し、会長・副会長の選出などが行なわれたとしている。

会長には東芝セミコンダクター社の情報統括責任者鈴木誠二郎氏、副会長には富士通の社内システム開発本部長の岡田和保氏が選ばれた。i2ユーザーグループの活動としては、年2回の総会や産業/地域別の勉強会を行なうとしている。なお、運営費は会員企業が納める年会費でまかなうが、現時点では金額については決まっていない。

i2ユーザーグループの設立によって、日本企業の要望や、小口のユーザーの要望がこれまでよりi2テクノロジーズに対して伝えやすくなり、製品開発に反映させられるメリットがあるとしている。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン