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DIMMスロットを4本搭載する初のi845マザーがRIOWORKSから

2001年09月06日 23時36分更新

文● Jo_Kubota

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SU45A

i845チップセット搭載マザーボードラッシュも一息付いた感もあるこの頃になって、RIOWORKSからもi845マザーボードが登場した。価格はTWOTOP 1号店で1万8500円。i845マザーボードではじめてSDRAM用DIMMスロットを4本備えているのが大きな特徴だ。



DIMMスロット
DIMM4のみ白いスロットになっており、“オマケ”感が漂う

 i845チップセットがサポートするメモリバンク数は3つ(ROWアドレスで6本分)。このため、これまで登場したi845マザーボードが持つDIMMスロットは最大で3本となっている。ではなぜSU45AはDIMMスロットを4本用意できるのか。それは、本来なら3つ目(DIMM3)にあたるDIMMスロット(バンク)を2つに割ってDIMM3とDIMM4という2つのスロットを成立させているから。両面実装のSDRAMモジュールはたいていROWラインを2本消費するため、このような仕様となっているわけだ。このため、搭載できるメモリ最大容量は3GBと他社製i845マザーボードと変わらないうえ、メモリチップを両面に実装しているモジュールをDIMM3とDIMM4へ同時に差すことはできない。両面実装のSDRAMモジュールはi845チップセットの仕様どおり3枚が限度で、DIMMスロットをすべて埋めるには、DIMM1とDIMM2に両面実装、DIMM3とDIMM4に片面実装のモジュールを差す必要がある。



モジュールの組み合わせ
メモリの組み合わせ例がマニュアルに記載されている

 しかし、片面実装のSDRAMモジュールでも、両面実装のものと同じようにROWラインを2本消費するメモリがあるので要注意だ。もし片面実装のモジュールをDIMM3とDIMM4に差して正常に認識されない場合、そのモジュールは両面実装のものと同じくROWラインを2本消費していることになる。詳しい組み合わせについては日本語マニュアルに書かれているので、メモリを4枚差したい人は、マニュアルを見てよく検討した方がいいだろう。いずれにせよ、こういった柔軟性に富んだ仕様は、SDRAMモジュール(とくに片面実装の128MB)を余らせているような、最近の自作派にはうれしい配慮である。


マニュアルには、4本のSDRAMモジュールを取りつける際の注意も書かれている。これを期にメモリバンクについて理解を深めるのも悪くないだろう
マニュアルマニュアル
販売中

 このほかの仕様はオーソドックス。ソケットはμPGA478のPentium4に対応し、拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1。オンボードではAC'97サウンドコーデックを搭載している。マザーボードにはIDE RAIDコントローラ用と見られる空きパターンがあることから、IDE RAIDをサポートしたモデルが今後登場する可能性もある。電源は通常のPentium 4対応の電源が使用可能で、ATX12Vコネクタに加えAUXコネクタも装備する。



【取材協力】

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