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『HancomOffice 2.0』詳報

2001年09月06日 18時02分更新

文● 編集部

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韓国HancomLinuxの記者会見

記者会見ではまず、『HancomOffice 2.0』の概要と今後の展開が紹介された。

右から韓国HancomLinux COO Kevin S.Kang氏、同社CEO Park, Sanghyun氏、ハンコムリナックス(株)開発部 任昇均氏。

『HancomOffice 2.0』では、すべてのアプリケーションのライブラリにQt 3.0を使用するという。Qtを開発しているノルウェーのTrolltechでは、Qtの組み込み版やMac OS X版もリリースしており、さまざまなプラットフォームへ容易に移植することが可能になる。先日のLinuxWorldで公開した、『HancomOffice』の組み込み版やMac OS X版の製品化を進め、さらにはWindows版についても視野に入れた開発を行なうとしており、「さまざまなOSに対応したクロスプラットフォームだけでなく、デスクトップPCから組み込み機器までのクロスハードウェアでの製品展開を目指す」(Park氏)としている。『HancomOffice Enbedded』については、早ければこの秋にも製品版を公開する見込みだ。

また、ライブラリをQt 3.0に統一することで、WindowsのOLEのように、アプリケーション間でのデータ交換が容易になるという。現在KDEのブラウザである「konqueror」がAcitiveXへの対応を進めているが、Qt 3.0を用いることで、KDEのすべてのアプリケーション間でデータを自由に交換することが可能になり、「来年の初頭にはLinuxのデスクトップ環境が格段によくなる」と予想している。

『HancomOffice 2.0』は、先日San Franciscoで行なわれたLinuxWorldで初めて公開され、同時に米theKonpany.comとの提携が発表されるなど、米国での積極的な動きが目立つ。その理由だが、Linuxデスクトップ開発は誰にでもできることではなく、「Microsoftの10%の価格でソリューションを提供できれば、消費者の関心を集めることができる」と判断し、本格的な米国進出に踏み切ることにしたという。今後は英語版を中心に、世界20カ国のパートナーによりローカライズした製品を提供する。日本語版に関しては「日本は意味のある市場」であると位置づけ、英語版に引き続き11月末のリリースを目指すという。なお、『HancomOffice 2.0 Preview』の国内での一般公開は9月19日から開催される「WORLD PC EXPO 2001」になるとのことだ。

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