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カシオ、新製品展示会“CASIO PRESS GALLERY 2001 Autumn-Winter”を開催

2001年09月06日 23時51分更新

文● 編集部

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カシオ計算機(株)は4日と5日の2日間、報道関係者向けの新製品展示会“CASIO PRESS GALLERY 2001 Autumn-Winter”を本社にて開催した。

この展示会は、2001年の秋から冬にかけて発売する新製品、約200種類を展示したもの。今回のテーマは、“WRIST TECHNOLOGY~リストテクノロジー~”。腕時計を生活のさまざまなシーンで役立つ情報機器としてとらえてきた同社が開発した、挑戦的な製品を出展したという。前回の開催は2000年3月で、約1年半ぶり、通算4回目の開催となる。

腕時計型のカラー液晶モデルほか、ハイテク時計シリーズ

展示は、同社の人気製品である『G-SHOCK』や『Baby-G』などの腕時計が中心だったが、7月に発売した『リストカメラ WQV-3』の、カラー液晶表示モデルのモックアップと、開発用の基板を利用したデモも行なっていた。撮影は禁止されていたが、液晶表示画面は『WQV-3』より一回りほど小さいものの、十分な視認性を確認できた。

こちらは現行の『リストカメラ WQV-3』。カラー液晶表示モデルは、約2.5万画素のCMOSセンサーや、IrDAによる画像の転送など、機能そのものの大きな変化はない
こちらは現行の『リストカメラ WQV-3』。カラー液晶表示モデルは、約2.5万画素のCMOSセンサーや、IrDAによる画像の転送など、機能そのものの大きな変化はない

腕時計型の電波時計『wave ceptor(ウェーブセプター)』には、太陽電池によって電池も自動的に補充するという新モデルが展示されていた。電池は1回のフル充電で4~6ヵ月持つという。また、消費電力の大きい長波標準電波JJY(40kHz)の受信回路などの低消費電力化を図るために“SOI(Silicon on Iusulator)”(※1)半導体技術を採用したという。こちらも撮影は禁止されていた。

写真は今月発売の『wave ceptor』シリーズ。流線型のデザインを採用している。価格は8500~2万5000円
写真は今月発売の『wave ceptor』シリーズ。流線型のデザインを採用している。価格は8500~2万5000円
クロックタイプの電波時計。10月1日に九州電波局(60kHz)が開局するのを受けて、東西電波対応モデル『SLEEP BUSTER DQD-310』(写真左下)を製作。12月発売で価格は5700円
クロックタイプの電波時計。10月1日に九州電波局(60kHz)が開局するのを受けて、東西電波対応モデル『SLEEP BUSTER DQD-310』(写真左下)を製作。12月発売で価格は5700円
※1 SOI (Silicon on Iusulator)半導体を形成する際に、シリコンウエハーの上に薄い絶縁膜を作り、その上に半導体を形成する技術。半導体部分とシリコン部分の間に小さなコンデンサーができてしまうのを防ぎ、高速・低消費電力化が図れるというもの。

また、電話番号・スケジュールなどをメモリーできるデータバンク腕時計『e-databank』の新製品『edb-200DJ/CJ』も登場した。今回のモデルでは、個人のIDやパスワードの管理に着目している。具体的には、8文字までのIDやパスワード6本を1件の“アクセスコード”としてまとめ、これを最大10件まで登録できる。操作にはフロントジョグキーを使用する。

外観は、女性にも人気が出てきたことから、中性的なデザインとなっている。11月発売予定で、価格は『CJ』が9500円、『DJ』が1万1500円
外観は、女性にも人気が出てきたことから、中性的なデザインにしたという。11月発売予定で、価格は『CJ』が9500円、『DJ』が1万1500円

『G-SHOCK』、『Baby-G』の新製品

『G-SHOCK』では、近日発表ということで撮影はできなかったが、異なる2枚の液晶を組み合わせて、文字盤とバックライト、あるいは文字同士で別々の色の液晶表示が可能な“デュプレックスLCディスプレー”を採用したモデルを展示していた。また『Baby-G』では、ボタンを押すと“ピュアレッド”“タンジェリンイエロー”“フォレストグリーン”の3色のカラーバックライトが続けて点灯するというモデルを展示していた。こちらも近日発表予定だという。

『Double LED ライト G-2000L Series』は今月発売で1万7000円。アナログ時計にバックライトを搭載したモデル。微細な穴の空いたプラスチック板を重ねた文字盤と、2色のLEDにより文字盤が赤、液晶表示が緑色に光る『Double LED ライト G-2000L Series』は今月発売で1万7000円。アナログ時計にバックライトを搭載したモデル。微細な穴の空いたプラスチック板を重ねた文字盤と、2色のLEDにより文字盤が赤、液晶表示が緑色に光る
『G-ms』のアナログモデル。11月発売で価格は2万6000~2万7000円。上記のモデル同様、アナログ文字盤のバックライトを搭載している
『G-ms』のアナログモデル。11月発売で価格は2万6000~2万7000円。上記のモデル同様、アナログ文字盤のバックライトを搭載している

PDAと音楽製品など

『カシオペア BE-300』。TypeIIのコンパクトフラッシュスロットを備えるほか、別売りのPCカードユニットを装着することにより、PCカードが利用可能『カシオペア BE-300』。TypeIIのコンパクトフラッシュスロットを備えるほか、別売りのPCカードユニットを装着することにより、PCカードが利用可能

PDAのコーナーでは、今月に米国で発売するWindows CEマシン『CASSIOPEIA BE-300』を展示していた。定価は300ドル前後(約3万6000円)で、今秋中に日本でも発売する予定だという。

また、携帯電話で曲をダウンロードできる『光ナビゲーションキーボード』や、光を追いかけてドラムを叩くと演奏できる『光ナビデジタルドラム』を展示していた。

『光ナビゲーションキーボード LK-250it』。10日発売で、価格は6万3000円。鍵盤が光って、曲のメロディーをガイドするほか、携帯電話を接続して最新曲のダウンロードなどができる
『光ナビゲーションキーボード LK-250it』。10日発売で、価格は6万3000円。鍵盤が光って、曲のメロディーをガイドするほか、携帯電話を接続して最新曲のダウンロードなどができる
『光ナビデジタルドラム』。『LD-80』は20日発売で価格は3万5000円。7つのパッドのほかに、2つのフットペダルが付いて、バスドラム、ハイハットまでカバーしている『光ナビデジタルドラム』。『LD-80』は20日発売で価格は3万5000円。7つのパッドのほかに、2つのフットペダルが付いて、バスドラム、ハイハットまでカバーしている
6年来のヒットであるという“ラバーズコレクション”。クリスマスに山下達郎の“クリスマス・イヴ”を、元旦にゴスペラーズの“永遠に”を演奏する。通常時のアラームは、Misiaの“Everything”。発売は11月中旬で、価格は2万4000円より
6年来のヒットであるという“ラバーズコレクション”。クリスマスに山下達郎の“クリスマス・イヴ”を、元旦にゴスペラーズの“永遠に”を演奏する。通常時のアラームは、Misiaの“Everything”。発売は11月中旬で、価格は2万4000円より
『Baby-G』の、ペットをイメージしたというモデル『Puppy's friends』。新製品として、写真左下の、ピンクを基調とした“ハムスターモデル”を追加した。11月発売で、価格は1万4000円『Baby-G』の、ペットをイメージしたというモデル『Puppy's friends』。新製品として、写真左下の、ピンクを基調とした“ハムスターモデル”を追加した。11月発売で、価格は1万4000円
人物やキャラクター、ブランドと協力して作るコラボレートモデルの“アントニオ猪木モデル”。ボタンを押すと、“闘魂”という文字が文字盤に浮き出る人物やキャラクター、ブランドと協力して作るコラボレートモデルの“アントニオ猪木モデル”。ボタンを押すと、“闘魂”という文字が文字盤に浮き出る

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