シャープの翻訳ソフト「PowerE/J 翻訳これ一本!バイリンガルVer.5.5」(以下、PowerE/J Ver.5.5)がリニューアルして9月28日に発売される。最新版は、iアプリとの連携による単語学習機能が追加され、収録語彙数も拡張された「翻訳これ一本 2002」と、これにOCR機能を加えた「翻訳これ一本 2002+OCR」の2製品で、標準価格はそれぞれ9800円と1万4800円。ここでは翻訳これ一本 2002の評価版を用いて、新機能や強化ポイントを中心に紹介する。なお、製品版ではインターフェイスなどが変更される場合があるので、あらかじめ了承いただきたい。
WordとAcrobat Readerのアドオン翻訳に新対応
翻訳これ一本 2002での英日翻訳機能の主な強化ポイントは、
- 収録語彙数の拡張
- WordとAcrobat Readerに対応したアドオン翻訳機能追加
――の2点だ。
PDFとWord文書のアドオン翻訳に対応した「翻訳これ一本 2002」では、アイコンを各ソフトのツールバーに組み込んで利用できる。画面はWord 2000に組み込んだところ。 |
ツールバー型インターフェイス「E/Jマネージャー」。基本的な機能はここから呼び出せる。最左端のアイコンはクリックするたびに、「E/J」→「E」→「J」→「E/J」と変わるトグルボタンになっており、「E/J」で英日/日英機能アイコンを一度に表示させることもできるほか、日英のみ、英日のみに限定することで、コンパクト化することも可能。 |
従来から定評のある“多彩な翻訳パターン”はPowerE/J Ver.5.5からそのまま受け継いでおり、
- Webページのレイアウトを維持したまま本文のみを翻訳する「そのまま翻訳」
- Webページの重要箇所を要約して斜め読みができる「ななめ読み翻訳」
- Webページ内の範囲指定した部分の直下に翻訳内容の付箋を貼り付ける「ぺたっ! 翻訳」
- HDDに保存したテキスト文書、Word文書、html文書を一括して翻訳する「まとめて翻訳」
などが用意されている。
「ぺたっ! 翻訳」を使ったところ。元の英文にポストイットを貼り付けたように翻訳結果が表示される。原文と対比しながら読み進むのに便利。 |