先週MorganコアのDuron-1GHzが登場し、ローエンドCPUが1GHzに達したとして話題となったが、今度はCeleronが1GHzを超えた。しかも1GHzを飛び越え、一気に1.1GHzの販売が始まっている。すでにインテルのウェブサイト中「Intel Celeron Processor Sspec Information」のページでは1.1GHzと、30日現在未登場の950MHz／1GHzが紹介されているものの、公式発表はまだなく、フライングと言えるかどうか微妙な状態での登場となった。
さて今回販売開始となったCeleron-1.1GHzだが、これは1.75Vで動作する、cD0ステッピング版のCoppermineコアを搭載したFC-PGAパッケージのもの。かねてより一部ショップや一部インターネット上のBBSで、1GHzを超えるCeleronはTualatinコアではないかという噂があったが、少なくとも今回登場したものに関して言えば、そうではなかったことになる。S-Specは「SL5XR」。PentiumIIIが1.13AGHzでTualatinコアへ移行したことを考えると、1～1.1GHzがCoppermineコアのクロック限界と予想できる。それだけに次の1.2GHzではTualatinコアを採用している可能性は高いが、登場は第4四半期中と見込まれているため、TualatinコアのCeleronでオーバークロックなんていうのを夢見ている人は、もうしばらくの辛抱が必要だろう。
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| リテールボックス側面の、スペックなどが貼られているシール。これを見る限り、間違いなくCoppermineコアだ |
30日現在、販売開始を確認できているのはコムサテライト3号店。同店では1万3800円で販売中だ。これでアキバに流通しているCPUのうち、IntelとAMDの現行ラインナップすべてが1GHzを超えたことになる。いよいよ本格的にGHz時代が幕を開けたと言っていいだろう。CPUのクロックをMHzで語っていたことが昔話になる日も、そう遠い将来ではなさそうだ。
31日になって1GHz、950MHzの販売もスタート。1GHzは1万円～1万2000円前後、950GHzは1万円を割り込んだ売価となっている
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