富士写真フイルム(株)は28日、3月に開始した“FinePix “Picture The Future(ピクチャー ザ フューチャー)””の新サービスとして、Palm OS搭載携帯情報端末(PDA)で、登録した画像の閲覧や、画像を使ったコミュニケーションが行なえる“PictureJourney(ピクチャージャーニー) for Palm OS”を、同日付けで開始すると発表した。
“FinePix “Picture The Future””は、ビューアーソフトと、画像ネットサービスなどが一体となったデジタルイメージングシステム。システムを利用するのに必要なソフトウェアは、同社のデジタルカメラ『FinePix』シリーズにCD-ROMとして同梱されている。サービスの利用は無料。
このサービスでは、FinePixで撮影したあとカメラ本体をパソコンと専用USBケーブル(別売り)で接続すれば、ビューアーソフト『FinePixViewer』がワンタッチで起動、撮影した画像を一覧表示したり、ビューアー上のメニューからインターネットを介して画像ネットサービス“FinePix Internet Service”にリンクしたりできる。
“FinePix Internet Service”の“PictureJourney”では、写真入りホームページ(20MB)やアルバムの作成、画像添付メールの作成、携帯電話への画像情報の送信、待ち受け画面として画像をダウンロードできるサービスなどを提供している。そのほか、写真プリントを注文できる“FDiネットプリントサービス”にもアクセスできる。
“PictureJourney for Palm OS”のイメージ図 |
“PictureJourney for Palm OS”は、インターネット上に登録しておいた画像を、Palm OS搭載PDAから閲覧できるサービス。閲覧には、ロゴやメニューなどをあらかじめPDA本体にインストールしておいて、画像情報だけをダウンロードする“ウェブクリッピングサービス”(※1)や、ブラウザーソフトの“Palmscape”を基にした、チャンネルサービスなどを利用する。また、“PictureJourneyコミュニティ”に登録した仲間のアルバムにアクセスして、画像の閲覧ができるほか、掲示板へのコメントの投稿なども行なえる。
対応機種は、Palm OS 3.5以上の日本語版を搭載したカラー液晶搭載PDAとなっている。
※1 ウェブクリッピングサービスは、Palm OS 4.0日本語版搭載機種で利用できる