(株)日本レジストリサービスは27日、Internet Explorerから、英数字のJPドメイン名のみでなく、日本語JPドメイン名のウェブサイトを閲覧できるサービスを、同日午前0時に開始したと発表した。
同サービスにはIE5.0以降が必要で、アドレスバーに直接日本語JPドメイン名を入力すると、所定のウェブサイトにアクセスできる。通常のアドレスのように、先頭に“http://”をつける必要はなく、たとえば、アドレスバーに直接“日本レジストリサービス.jp”と入力する。またプラグインなども必要としない。ユーザーが入力した日本語JPアドレスはASCII互換文字列に変換され、その文字列が実際のドメイン名として機能する。
そのASCII互換文字列に変換するアルゴリズムだが、現在IETF(Internet Engineering Task Force)で標準化作業中で、その中で提案された“ACE”方式の中の“RACE”という変換方式を用いている。ただし、もしIETFによって標準化された方式が別のものだった場合には、同社はそれに従うという。
日本語ドメイン名では、大文字・小文字や全角・半角は区別しない。また、現状ではメーラーが対応していないため、日本語JPドメインをメールアドレスとして使うことはできないという。