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3社6製品!i845マザーが怒濤の登場ラッシュ!!

2001年08月22日 20時51分更新

文● 小磯

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P4B

 SupermicroとEPoX製品の初登場から一夜明けた22日は、i845チップセット搭載マザーボードの登場ラッシュとなった。今回アキバに現れたのはASUSTeK「P4B」「P4B-M」、Chaintech「CT-9BJA」、そしてGigabyte「GA-8IDXH」「GA-8IDX」「GA-8IDML-C」の合計6枚。初登場からわずか2日で、8枚ものマザーボードがフライング販売されるというのは異常事態と言っていいだろう。



同じような仕様

 さて今回登場してきた6枚だが、このうちATXフォームファクタの4製品「P4B」、「CT-9BJA」、「GA-8IDXH」、「GA-8IDX」は、当然μPGA478ピンソケットを搭載している点は言うまでもなく、拡張スロットがAGP×1、PCI×6、CNR×1という構成がまったく同じ。DIMMスロットが3本で、最大3GBまでのSDRAMをサポートする点も同じであり、どうやらこの構成がi845搭載ATXマザーボードの標準であるようだ。



ASUSTeK「P4B」

P4B

 P4BはASUSTeKらしい堅実なマザーボードレイアウトと、付加機能が魅力的な製品だ。「CUSL2-C Black Pearl」などで見られた、オンスクリーンロゴを任意の画像に変更できる「ASUS MyLogo」を同梱。また、POST時に表示される画面メッセージに合わせて任意の音声ファイルを再生できる「Winbond Voice Editor」も同梱する。マザーボードの性能として直接評価できるものではないが、“自分仕様”を突き詰めたPCを組んでみたい人にとっては魅力的な機能と言えよう。



ASUS MyLogo

 なお、FSBはBIOSから1MHz単位で設定可能で、マニュアルによれば上限200MHzで、なぜか下限は66MHzとなっている。また、VCoreとVIOもBIOS上で可変。DIMMスロット供給電圧はボード上のジャンパピンで3.4V(デフォルト)/3.5V/3.6Vから設定できる。価格はコムサテライト3号店で2万1500円、PCiN秋葉原で2万1800円、クレバリー1号店と3号店で2万2500円、TSUKUMO eX.で2万2799円、高速電脳で2万2800円。また、TWOTOP 1号店と2号店にも入荷しており、こちらは近日発売予定。



ASUSTeK「P4B-M」

P4B-ML

 MicroATXフォームファクタを採用している「P4B-M」は、P4Bのレイアウトを踏襲したまま、MicroATXへと小さくしたような印象を受ける製品。DIMMスロット3本なのはP4Bと同じで、拡張スロットはAGP×1、PCI×3、CNR×1となっている。オンボードで6chサウンドチップ「CMI8738」と10/100Base-TX対応ネットワークコントローラ「RTL8100」を搭載。FSBは66(?)~200MHzの範囲を可変だが、電圧設定機能は用意されていない。なお、化粧箱とマニュアルが間に合わなかったのか、化粧箱は汎用、マニュアルはコピーとなっている。



Chaintech「CT-9BJA」

CT-9BJA

 「CT-9BJA」は以前からいくつかのショップで展示されていた製品。ようやく登場の運びとなった。i845マザーボードで現在唯一AUX電源コネクタを搭載するのが特徴と言えるだろう。FSBは可変(詳細不明)で、Chaintech製マザーボードでは標準となっている「CMI8738」を搭載する。価格は高速電脳で1万8800円。



Gigabyte「GA-8IDXH」
Gigabyte「GA-8IDX」

GA-8IDXH

 「P4 Titan」というシリーズ名を冠して登場したGigabyte製i845マザーボードだが、まず「GA-8IDXH」はGigabyte独自のBIOS保護機構「DualBIOS」を搭載したフラグシップモデルだ。Creative製サウンドチップ「CT5880」とRealtek製の10/100Base-TX対応ネットワークコントローラ「RTL8100L」をオンボードで搭載する。なお、BIOSの言語設定が可能で、英語や中国語などのほか、日本語も選択できるようだ。
 FSBは100~200MHzの範囲を1MHz単位で設定可能となっているほか、VCoreは1.050~1.0825Vの間を可変。AGPは1.5~1.8Vの間を0.1V単位、DIMMスロット電圧は3.3~3.6Vの間を0.1V単位で可変となっている。価格はOVERTOPと高速電脳、BLESS 秋葉原本店で2万3800円。



CT5880&RTL8100L

 一方「GA-8IDX」はGA-8IDXHの廉価版にあたる。DualBIOS、CT5880、RTL8100Lが省かれており、またBIOSの言語は英語のみ。こちらはOVERTOP、高速電脳、BLESS 秋葉原本店で2万1800円となっている。



Gigabyte「GA-8IDML-C」

GA-8IDML-C

 MicroATXフォームファクタの「GA-8IDML-C」はこれまでに登場したi845マザーボードではじめてメモリスロットが2本(最大2GB)となっている製品だ。拡張スロットの数はP4B-MLと同じくAGP×1、PCI×3、CNR×1。FSBは100~200MHzの範囲を1MHz刻みで設定可能となっている。サウンドチップとネットワークコントローラ用と思われる空きパターンは確認できるが、これは同製品の上位版「GA-8IDML」用に用意されているものだろう。価格は高速電脳で1万7800円、BLESS 秋葉原本店で1万9800円。このほかコムサテライト2号店も入荷しているが、現在のところ価格は未定。



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