富士写真フイルム(株)は21日、パソコンと接続しなくても、画像データの保存・確認・プリントが可能なフォトプリンター『デジタルフォトメモリープリンター FinePix Memory Printer NX-800M』を9月8日に発売すると発表した。価格は8万円。
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| 『FinePix Memory Printer NX-800M』 |
『デジタルフォトメモリープリンター FinePix Memory Printer NX-800M』は、1.6型カラー液晶ディスプレー、CD-Rドライブ、スマートメディアスロット、PCカードスロットを搭載し、専用紙を使用することでインクリボンなどを不要とした同社独自の技術“サーモオートクローム方式(TA方式:光定着形直接感熱記録方式)を採用したフォトプリンター。パソコンに接続しなくても、スマートメディアなどに記録された画像データをCD-Rに移し替えて保存できるほか、画像を確認しながらプリントできる。画像保存時に、保存した画像データ、ファイル名、撮影日時などの一覧もプリントできる。各種PCカードアダプターにより、マイクロドライブ、コンパクトフラッシュ、メモリースティック、SDカードなどの利用も可能となる。付属の『テンプレートCD』により、75種類のテンプレートと画像を組み合わせて、オリジナルプリントやポストカードを作成できるほか、4種類のサイズで顔写真のプリントも行なえる。市販のUSBケーブルでパソコンと接続すれば、外付けCD-R/RWドライブ、スマートメディアやPCカードのリーダー、パソコン用フォトプリンターとしても使用できる。対応OSはWindows 98/98 SE/Me/2000 ProfessionalまたはMac OS 8.6～9.1。フイルムカメラで撮影した画像をCDに書き込みした『フジカラーCD』からもプリントできる。
ペーパーサイズは縦100×横148mm、最大プリントサイズは縦85×横126mm、最大プリント画素数は縦1024×横1518ドット。解像度は306dpi。最短プリント時間は1枚あたり約135秒。ノーマルプリント、25コマのインデックスプリント、2/4/9/16/25分割のマルチプリント、全コマプリント、シールプリント、エフェクトプリント(モノクロ/セピア/ファンタジー/油絵/彩度強調)、最大5倍のズームプリント、回転プリント、DPOFプリントなどが可能。対応スマートメディアは、2/4/8/16/32/64/128MB(3.3Vのみ対応)。対応画像サイズは縦120×横160～縦4096×横4096ピクセル。対応フォーマットは、DCF、Exif Ver.1.0～2.1(JPEGおよびTIFF準拠)、DPOF(Ver.1.0)、BMP(非圧縮、24ビットフルカラーのみ)、AVI(保存のみ)、WAV(保存のみ)。保存時間は128MBで約11分、650MBのCD-R1枚に64MBのスマートメディア8枚分の画像を保存できる。サイズは幅290×奥行き300×高さ130mm(ゴム足含まず)で、重量は約5kg。
なお、専用紙『デジタルホームペーパー』の価格は、ノーマルタイプ20枚入り(フォト用またはポストカード用)、シールタイプ10枚入り(2分割/4分割/16分割)がそれぞれ980円となる。CD-Rと画像保存時にプリントした一覧を保管できる『FinePix CD＆フォトアルバム NX-AL1』を同時発売し、価格は1100円となる。
