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2年後の光ファイバー移行予定は3割強――gooリサーチのブロードバンドニーズ調査

2001年08月21日 15時29分更新

文● 編集部

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(株)エヌ・ティ・ティ エックスと(株)三菱総合研究所は20日、両社が共同で運営するインターネットアンケートサイト“gooリサーチ”の一般参加型調査として“ブロードバンドに関するニーズ調査”を実施したと発表した。実施時期は5月2~18日で、有効回答者数は1万6254名となった。

今回のアンケート回答者の内訳は、年齢では30代が43.3%、20代が30.8%、40代が17.5%、男女比では男性51%、女性49%、職業分布では会社員が44.4%、専業主婦が19%と、20~40代の社会人主体の回答者構成となった。

現在の自宅におけるインターネット接続回線は、加入電話が37.7%、フレッツISDNが22.8%、ISDN(非フレッツ)が16.1%、CATVが14.9%。現状のインターネット接続に対する不満点としては、接続・通信料金の高さ、画面の切り替わりやデータを読み込むスピードなど通信インフラに対する不満が約6割を占める。

既存接続回線からブロードバンドネットワークへの移行予定は、1年後ではADSLが28.5%、CATVが19.4%となった。男性のADSL利用予定が34.3%を占めている。会社員、会社役員、団体職員によるADSLへの移行予定は高いが、専業主婦のADSL移行ニーズは他と比較すると低いという。加入電話ユーザーの30.2%およびフレッツISDNユーザーの35%が、ADSLの利用を予定しており、現在のADSLユーザーは、他の接続回線への移行予定の比率は高くはないが、FTTHへの利用予定が、他のユーザーと比較して高いという。2年後では、光ファイバーサービスが33.1%、ADSLが22.3%となった。男性における光ファイバーサービスの利用予定が43.4%と高く、女性と比較すると約2倍の数値となっている。年代が高くなるにつれて、FTTHの割合が増えており、50代で41.9%と最も高い。接続回線ユーザー別では、ADSLユーザーの光ファイバーサービスへの利用予定者が約70%となった。

ブロードバンドネットワークに対する、プロバイダー接続料金および通信料金を含む値頃感では、3000円、5000円程度が多い。ブロードバンドに期待する利用効果では、より安価な通信費の定額化が8割以上、短時間による高速かつ大量の映像通信が7割以上を占めている。ADSLユーザーの約3割が、クオリティーの高いコンテンツ提供を望んでおり、他の回線と比較すると占める割合が高い。

ブロードバンドインターネットで利用してみたい分野については、半数以上が、音楽・映画、趣味・カルチャーと回答している。特に音楽・映画については、約7割以上が回答している。男性はニュース、ビジネス、スポーツ、ゲームのニーズが高く、女性はゲーム、ショッピング、日常の連絡のニーズが高い。年代が高くなるにつれて、ビジネス、ニュース、健康・医療、趣味・カルチャーが強くなリ、ゲームについては、年代が低い方がニーズは強い。教育、家事・育児については、当該年代が必要とする部分に高いニーズを示している。

利用したい用途については、半数以上が音楽配信を回答しており、30%以上を占めるのが、在宅勤務、テレビ電話、ショッピング、ビデオメール、ネットでの行政手続きとなっている。男性は在宅勤務、ビデオオンデマンド、テレビ電話への関心が高い。女性は在宅勤務、遠隔教育・遠隔レッスンへの関心が男性より高く、ビデオオンデマンドに対する関心は、男性と比較して極端に低い。在宅勤務への関心が高いのは25~34歳までで、年代が高くなるにつれて、その関心は低くなる。遠隔医療とネットでの行政手続きについては、年代が高くなるに従い関心が高くなる傾向がある。ネットワークゲームについては若い年代の関心が高いが、ショッピングは各年代で関心が高い。年収が高くなるに従い、防犯モニタリングおよびビデオオンデマンドへの関心が高くなる傾向がある。ADSLユーザーのビデオオンデマンドの関心も極めて高く、どの用途においても、ADSLユーザーおよびFTTHユーザーは高い関心を示す傾向がある。

ブロードバンド利用意向ジャンルにおける有料・無料の是非については、有料でも利用するという回答は極めて低い。最も高いジャンルはセキュリティーで約9%である。インターネットの世界は、基本的には無料というイメージが色濃く反映されている。教育、音楽・映画、セキュリティーなど高付加価値のイメージがあるジャンルについては、内容によっては有料でもよいとする回答が多い。

ブロードバンド社会の到来が“非常に望ましい”・“望ましい”との回答が約85%を占め、“非常に望ましくない”・“望ましくない”は1%にも満たない。ブロードバンド社会への移行については、圧倒的に肯定されているものと思われる。

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