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米UGS、バーチャルプロトタイピングシステム『Vis Concept Ver.2.0』を発表

2001年08月17日 20時26分更新

文● 編集部

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ユニグラフィックス・ソリューションズ・ジャパン(株)の17日の発表によると、米UGS社は現地時間の14日、実物大のモデルのプロトタイプを設計できる“バーチャル・プロトタイピング・ソリューション”として、『Vis Concept Version 2.0』の出荷を発表した。

実物大のモデルを表示してプレゼンテーションが可能
実物大のモデルを表示してプレゼンテーションが可能
没入感ディスプレーや3次元眼鏡などで立体表示にも対応する
没入感ディスプレーや3次元眼鏡などで立体表示にも対応する

『Vis Concept Version 2.0』は、3次元設計した画像を、高解像度の写真画質でデスクトップワークステーションのディスプレーに表示するほか、最大で高さ2.4メートルのスクリーン(平面/曲面)に投影し、“CAVE”などの没入感ディスプレーシステムや4面スクリーン、3次元眼鏡(HMD)などを併用することで、実物大の仮想イメージを作り出すことができるのが特徴。このシステムを利用することにより、3D/2DのCADデータとテキストデータから、グラフィカルインターフェースを利用して対話型の操作が行なえる“リアルタイム・バーチャル・プロトタイプ”を作成できるという。

実物大の乗用車を仮想的に作成してプロトタイピングが行なえる
実物大の乗用車を仮想的に作成してプロトタイピングが行なえる

『Vis Concept Version 2.0』は従来製品に比べ、オブジェクトインスタンス生成機能による既存の3次元データの再利用を始め、各種の機能が強化されている。サポートするCAD/CAID(Computer Aided Industrial Design:コンピューター支援工業設計)ソフトは、UGSの『Unigraphics』『Shape Studio』のほか、米パラメトリック・テクノロジー社の『Pro/ENGINEER』、仏Dassault Systems社の『CATIA』、米Structural Dynamics Research Corporationの『I-DEAS』、カナダのエイリアス・ウェーブフロント社の『AutoStudio』など。VRMLやDXFなども利用できる。対応OSはIRIXとWindows NT。

ユニグラフィックス・ソリューションズ・ジャパンでは、国内での販売時期や、製品構成の詳細、価格などは検討中としている。なお、米UGSは2月にUnigraphics Solutions社から社名変更を行なっている。

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