明治製菓(株)、(株)トミー、大日本印刷(株)の3社は13日、インターネットなどの電子情報メディア向けシステム“電子おまけ”を開発したと発表した。
“電子おまけ”は、購入した2つの商品に印字された識別IDを使ってインターネット上でゲームを行ない、おまけが当たるシステム。明治製菓とトミーは、21日からテディベアーをモチーフにした菓子と玩具『365日のバースデーテディPart2』のキャンペーンを共同で実施する。期間は10月末まで。
キャンペーンでは、明治製菓が販売する菓子のパッケージの内側に識別IDを印刷し、トミーが21日に発売する『365日のバースデーテディ』<トランクハウス>などの玩具に識別IDを印刷したカードを同梱する。この2つのIDを利用してウェブのキャンペーンページでスロットゲームをプレイして、ゲームの絵柄が揃うとオリジナルの名前入りのバースデーテディ『マイ・オリジナルタグ』が当たる仕組み。iモードにも対応する。大日本印刷は、パッケージに識別IDを高速で印字するシステムと、発行した識別IDと応募時に入力された識別IDを照合して不正を防止するシステムを開発し実用化。今回のキャンペーンでは、識別IDの発行からキャンペーン事務局の運営まで、システム全般の構築と運用を行なう。
なお、3社は共同で、“電子おまけ”による付加サービスの提供方法と提供システムに関するビジネスモデル特許を出願したという。