アイドルや芸能、邦楽/洋楽、スポーツというジャンルのサークルが出店している西展示棟では、初日は平日ということもあって人もそれほど多くはなく、大混雑になることはなかった。
しかし一部のサークルは大変な盛況で、大行列が見られたところもあった。
会場の外まで遥かに伸びた行列。どこが最後尾なのか追うのはあきらめました |
芸能のジャンルでは、特定のバンドのファンなどを中心に賑わっていた。“不可抗力”はロックバンド“Pierrot”で出品しているサークル。聞いた話によれば「ファンの子は夏の横浜アリーナのライブに向けてお金をセーブしているから、買っていく人は少ない」という。
ファンで賑わう“不可抗力”ブースの前。ご本人たちは兵庫から参加されているそうで、夏コミの後も、全国のイベントを回られるそう |
“野猿”本で参加しているサークル“NEKO FIELD”ブース。先日“撤収”した野猿だが、ファンの人気は続いている |
また、ジャンルは芸能だが、ビジュアル系バンド“MALICE MIZER”のように、バンド自体が独自の世界を持つジャンルでは、手製のアクセサリーを扱う“pureblack”のようなサークルもあった。
意匠が凝らされたアクセサリー郡 |
製作者の雨宮シエナさん。「作るのは楽しいけど、儲けは出ない」と苦笑。朝からの来客続きで、この日はずっと立ったまま、一度も座れなかったそうです |
午後を過ぎると、出品したものが完売したブースを多く見るようになった。あるサークルの話では、「こじんまりとやりたいので、あまり冊数も持ってきていない」とのこと。
完売したのか、完全撤収したブースの前。ちょっと物悲しい |
青空の下のコスプレイヤーたち
当日は30度を超す真夏日となったが、西展示棟4階屋上展示場は、昼過ぎから各々意匠を凝らした“コスプレイヤー”(※1)たちと、彼らを写真に収めようとする撮影者たちとで一杯になった。コスプレの中では、7月19日に発売された(株)スクウェアのロールプレイングゲーム『FINAL FANTASY X』のキャラクターたちが多く見られた。
※1 コスチュームプレイをする人たちの総称。西地区4階屋上展示場はコスプレの撮影会専用スペースとなっており、多くのコスプレイヤーとカメラマンたちがここに集うことになる『FFX』のキャラクター、ティーダ。お母さんとご一緒でした |
こちらも『FFX』のキャラクターの、ユウナ |
『FFX』のキャラクター全員集合。ルールーがたくさんいます |
週刊少年ジャンプで連載中の『NARUTO』 |
こちらも『NARUTO』のカカシ先生。『イチャイチャパラダイス』(しかも中巻)を持っているあたり、芸が細かい! |
宮崎駿の映画『千と千尋の神隠し』の千尋。会場内にも、千尋の格好をした女性の姿が多く見られました |
『北斗の拳』のラオウ。未だ人気衰えず。写真ではわかりませんが、すごい汗をかいてらっしゃるにもかかわらず、ポーズをとっていただきました |
『とっとこハム太郎』……の、抜け殻 |
猛暑の中、汗をかきながらも、凝った衣装に身を包んだコスプレイヤーたちと、熱心にカメラを構える撮影者たちは、終了時間である4時まで途切れることなく盛りあがっていた。