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バルク版は来週登場?! Millennium G550の予約受付が始まる

2001年08月10日 23時53分更新

文● 小磯

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ついに登場か?!

 “Matrox星人”待望の新製品が、ついに発売となる運びとなった。6月末あたりからその登場が噂されていた、国内代理店扱いの「Millennium G550」の日本語版リテールボックスが8月28日前後に登場予定だ。すでにPCiN秋葉原ではDH(DualHead Display)版を1万8300円、DVI出力端子搭載版を2万8000円として予約受付を開始している。



パッケージ

 Millennium G550は従来製品「Millennium G450」の後継で、自社開発ビデオチップ「Matrox G550」を搭載するビデオカード。Matrox G550は、Millennium G450のビデオチップ「Matrox G450」と同じ0.18μmプロセスで製造されるチップで、Matrox製ビデオチップとしてはじめてハードウェアT&Lに対応した。また、3Dグラフィクスにおいて、キャラクターの細かな表情や肌の伸び縮み、自然環境の変化などをリアルに再現する機能として働くDirectX8の「Vertex Shader」をサポート。人の顔をリアルタイムにレンダリングできる「HeadCasting」エンジンも搭載する。このほかDVI出力機能(TMDSトランスミッタ)を内蔵し、1チップで2系統のDVI出力が可能だ。

 一方で、基本的な仕様はMillennium G450と大きくは変わらず、3D性能もMillennium G450と比べて劇的に改善されたわけではない。すでに海外のレビューサイトなどで「RIVA TNT2以上、GeForce2 MX以下」というベンチマーク結果がいくつか発表されていることからも分かるように、3D性能に期待すべき製品でないのは確か。しかし、Matrox独特の発色や画質といった部分に大きな魅力を感じ「Matrox製品しか買わない」という熱心なファンも多いだけに、登場すればある程度の人気を集めるのは間違いない。確実に手に入れたいのであれば、予約しておくといいだろう。
 なお複数ショップによれば、来週にもバルク版が入荷予定だという。こちらは仕様、価格ともに不明だが、Matrox星人を自認するならこちらも見逃せない。



【取材協力】

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