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デジタルカメラ用純正水中ハウジング一挙レビュー

デジタルカメラ用純正水中ハウジング一挙レビュー

2001年08月09日 20時11分更新

文● 周防克弥

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充実のランナップを誇るオリンパス CAMEDIAシリーズ用

CAMEDIA C-4040ZOOMと防水・防塵プロテクタPT-010。かなりごつく、いかにも水中ハウジングといった風情がある。。今回紹介しているハウジングはほとんどが開けてカメラを装着して閉じるだけだが、PT-010は唯一モード切替ダイアルの部分を一度持ち上げてからカメラを装着して、はめないといけない。シャッターボタンはズームレバーの上のレバーとなっており、ストロークを稼ぐことでグローブを付けた手でも押しやすくいく工夫がされているが、押した瞬間が判りにくく操作感はいまひとつ。前面のレンズ上の部分にある乳白色の部分は内蔵フラッシュの光を散乱させて和らげるためのパネル。

 デジタルカメラの老舗オリンパスからも各種デジタルカメラ用水中ハウジングが各種発売されおり、同社のデジタルカメラのラインナップの多くをカバーしているのが特徴だ。

PT-010の背面。ストロボとマクロの切り替えボタンにはアイコンが表示されているが、それ以外のボタンにはなにも表示がない。十字キーはなんとなくわかるものの、液晶モニタ右側に縦に3つ並ぶボタンは憶えていないと操作時に苦労する。三脚取り付けネジの基部がプラスチック製なので、水中ライトなどを取り付ける場合は耐久性が少々心配になる。

 最新の400万画素クラスデジタルカメラである「CAMEDIA C-4040ZOOM」用の「防水・防塵プロテクタ PT-010」(2万3000円)は、大柄なC-4040ZOOMのボディを収めるように結構サイズが大きく、各ボタン類も余裕を持って配置されている。グローブを使用しても操作にはほとんど影響を与えないように設計されている。左手側にもホールディングしやすいようにグリップが設けられており、本格的な水中撮影が楽しめる。このハウジングはC-X0X0シリーズ初代である「C-2000」を除き、C-4040/3040/2040/3030/3000/2020ZOOMで使用可能になっている。もともとこのシリーズは本体サイズがほとんど変わらないため、ハウジングの汎用性が高いわけだが、本体サイズが他のものよりも若干小さいC-2020ZOOMのための専用スペーサも同梱されている。ちょっと前の機種を持っている人でも現行のアクセサリが使えるのは嬉しい配慮だ。



防水・防塵プロテクタ PT-008とCAMEDIA C-1。カメラの特性上、レンズバリアを開けてから装着しなくてはならないが、液晶モニタON/OFFをダブルクリックのように2度押しすることでレンズバリアを開けたままでも再生モードに移行できる。ズームを装備しない機種なのでレンズ部分の突起も少なく、携帯性は良い。手前にあるのは付属のストラップで、手首に通して利用できる。

 オリンパス製デジタルカメラとしては一番小型軽量な機種である「CAMEDIA C-1」用の「防水・防塵プロテクタ PT-008」(1万2800円)は、レンズバリアに連動した電源投入方法を採用しているため、レンズバリアを開けてから装着しないといけないが、それ以外の操作はすべて水中で行うことができる。



PT-008の背面。カメラ本体のボタンが少ないので、それに応じて付いているボタンの数も少ない。各ボタンにはアイコンが表示されているし、斜めから見れば本体側のアイコンが見えるので操作時にも迷うことは少ない。

 装着前に電源は入れたら切ることができないのは少々気になるが、できるだけこまめ液晶モニタを切って使うことが推奨されている。C-1そのものの操作系のボタンが少ないので複雑な操作が必要なく、水中でも気軽に撮影できる。



8月9日の公開時には、“CAMEDIA C-1はレンズバリアを開けた状態のままプロテクタを装着するので水中では撮影画像の再生ができない”という旨の表記をしましたが、その後確認したところ、液晶モニタボタンの2度押しで再生モードに移行できることがわかりましたので、8月10日に原稿を修正しました。
新製品となる防水・防塵プロテクタ PT-009。C-1用のPT-008とほとんど同じ大きさだ。唯一、ズーム用のボタンが増えている。

 なお、今回は実際に装着してのレビューはできなかったが、「CAMEDIA C-200ZOOM」用として「防水・防塵プロテクタ PT-009」(1万8500円)がラインナップに加わった。従来から販売されている「PT-006」(1万8500円、C-990ZS/C-990ZOOM/C-960ZOOM/D-460ZOOM)と似た構造で、C-200ZOOMのポップアップ式フラッシュに合わせたボディデザインを採用し、本体のスライド式レンズカバーを開けた(電源を入れた)まま装着するのはPT-008と同様だ。



PT-009の背面には液晶モニタ用にフードが取り付けられており、液晶モニタを見やすいように工夫されているのが特徴だ。柔らかいラバー素材なので破損しにくく、もちろん取り外し可能だ。

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