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コカコーラなど3社、自動販売機とiモードを連携させたサービス“Cmode”の実証実験開始を発表

2001年08月08日 22時16分更新

文● 編集部 中西祥智

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日本コカ・コーラ(株)と(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ、伊藤忠商事(株)は8日、自動販売機とiモードを連携させた新サービス“Cmode(シーモード)”の実証実験を、9月3日に開始すると発表した。

“Cmode”対応自動販売機“シーモ”“Cmode”対応自動販売機“シーモ”

“Cmode”は、iモードや対応携帯電話と、ディスプレーやスピーカー、プリンター、2次元バーコード読み取り装置を内蔵した“Cmode”対応自動販売機(シーモ)を連携させる。また、シーモはNTTドコモのパケット通信“DoPa”を通してサーバーに接続しており、顧客情報管理やさまざまな情報サービスを提供できるという。シーモは、通常の自動販売機としての機能以外に、“Cボタン”を押すことで“Cmode”サービスが利用できるようになる。

“Cmode”には以下のようなサービスがある。

情報発信サービス
シーモのディズプレー、プリンター、スピーカーから、地図やクーポンなど、さまざまな情報を入手できる
iモード対応コンテンツサービス
シーモのディスプレーで待ち受け画面や着信メロディーなどを選び、iモード対応携帯電話にダウンロードできる。
ポイントサービス
清涼飲料を購入したり、“Cmode”サービスを利用すればポイントが加算され、獲得ポイントに応じて清涼飲料や“Cmode”サービスと交換できる。

たとえば、iモードを利用したサービスでは、ユーザーはコカ・コーラのiモードサイトで“Cmode”の会員“Club Cmode”に入会し、購入を希望するコンテンツを選択する。コンテンツを選択すると“Cチケット”という2次元バーコードの画像が携帯電話の画面上に表示されるので、それをシーモの携帯電話認証口にかざせば認証が行なわれ、コンテンツが提供される。

決済は、シーモに現金を投入して“Cmode”サーバー上の専用口座へのプリペイド入金か、獲得ポイントによるポイント決済、シーモに現金を投入する現金決済などの方法がある。現金決済のみは、“Club Cmode”に入会していなくても利用できる。

実験でのサービス内容は以下の通り。

  • グルメぴあクーポン……ぴあデジタルコミュニケーションズ(株)
  • ぴあストリートマップ……ぴあデジタルコミュニケーションズ(株)
  • TSUTAYAレンタルランキングとクーポン……(株)ツタヤオンライン
  • シブヤ キャラ シンダン……(株)インデックス
  • アーケードゲームとの連動コンテンツ……(株)セガ

実証実験の期間は9月3日から12月31日まで。実施場所は、実験開始から9月17日までは“ワールド オブ コカ・コーラ 東京”“Shibuya109”“ドコモショップ渋谷宮益坂店”の3ヵ所。18日以降は、渋谷区を中心にシーモを順次設置し、合計25台で実験を行なう。

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