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アドイン、対話型音声認識ツール『IntelliVoice』の認識エンジンに『SpeechSeeker』を採用

2001年08月08日 00時12分更新

文● 編集部

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(株)アドイン研究所は7日、対話型音声認識ツール『IntelliVoice(インテリボイス)』の音声認識エンジンに、(株)オーエスアイ・プラスが販売する『SpeechSeeker(スピーチシーカー)』を採用したと発表した。9月上旬にSpeechSeeker搭載の『IntelliVoice for INS64開発キット』の販売を開始する。価格は既存ラインアップと同じ250万円となる。

IntelliVoiceは2000年5月に発売された、音声認識エンジンとAI技術を統合し、音声の対話処理を可能にした対話型音声認識ツール。「今何時ですか?」…「9時です」…のような対話を、コンピューターによって実現できる。さらに英語ベースのスクリプト言語を搭載しており、Windowsベースで稼動するため、ユーザー自身がアプリケーション開発や修正を行うことも可能。また認識した音声を、テキストファイルの単語・文章として記録し、通信の負担を軽減してネットワークを介したアプリケーションで利用することも可能としている。

たとえばバスターミナルや駅などで音声による案内システム。ゴルフ場や、病院等の電話による無人予約システムなどを開発できるという。

SpeechSeekerは、(株)KDDI研究所で開発された音声認識エンジン。主に携帯電話および固定電話の各種情報案内サービスに用いられるサーバーに搭載可能で、各電話の音質に自動補正して音声認識率を向上させる技術や、雑音の多い環境でも音声の出だしや終わりを正確に検知する技術により、屋外の雑踏、駅の構内、道路脇などこれまで音声認識が難しかった利用場所で安定した認識性能が得られたという。

同製品はSpeechSeekerによってIntelliVoiceの認識率を高め、(株)アバール長崎のINS64回線に対応した音声応答カード『TV504』『CTV502』に対応させたもの。

動作環境はPentiumII300MHz以上、OSはWindows NT 4.0(SP4)以降。メモリーは64MB以上、HDD100MB以上。アバール長崎製のINS64対応音声応答カードCTV504、CTV502が必要。また開発キットをマイク入力/スピーカ出力で用いる場合には、Windowsマルチメディアシステム(MMSYSTEM)互換のサウンドカードが必要。

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