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三菱、事業系使用済みパソコンのリサイクル管理システムを構築

2001年08月07日 16時52分更新

文● 編集部

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三菱電機(株)は6日、2001年4月から義務づけられた事業系使用済みパソコンの回収・再資源化(リサイクル)のために、全国規模のネットワークを構築し、8月に運用を開始したと発表した。これにより、従来から提供している“情報機器リサイクルサービス”の機能を強化するとともに、法的手続きが完了後、“改正リサイクル法”に対応したサービスも提供できるという。

情報機器リサイクルサービスの概念
情報機器リサイクルサービスの概念

同ネットワークは、情報機器リサイクル管理システム“DiaRCS+”(ダイヤアールシーエスプラス)をベースに、パソコンなど情報処理機器の廃棄・再資源化を依頼する排出事業者、収集運搬事業者、廃棄物処理事業者を連携することで、効率的な遵法処理を実現するためのもの。

“DiaRCS+”は、(株)ダイヤモンドPCが開発・運用を担当するウェブベースのシステム。排出事業者がウェブ画面で依頼内容を入力すると、物件に対する適用法規を決定し、廃棄・再資源化費用の概算見積りを算出する。ウェブ画面上で見積り金額を確認し、発注ボタンをクリックすると、全国各地の最適な収運業者、リサイクル処理業者、システムを運用する情報機器リサイクルセンターに受注情報をメールで送信する。この情報を元に一連の回収・再資源化処理が行なわれ、この間の進行状況はウェブ画面で確認できる。

情報機器リサイクル管理システム“DiaRCS+”の概要
情報機器リサイクル管理システム“DiaRCS+”の概要

共同運用に参加する企業は、三菱電機、三菱電機インフォメーションテクノロジー(株)、日本ゲートウェイ(株)、NEC三菱電機ビジュアルシステムズ(株)、(株)プロトン、三菱電機クレジット(株)の6メーカーなどと、北海道エコリサイクルシステムズ(株)、(株)グリーンサイクルシステムズ、グリーンサイクル(株)、(株)リサイクルテックの4廃棄物処理事業者、阪急国内エキスプレス北海道(株)、(株)アムス、(株)阪急カーゴサービス、九州航空(株)、大栄空輸(株)の5収集運搬事業者およびダイヤモンドPC。

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