■ぷらっとホーム
社長・本多氏のトレードマークでお馴染みの老舗で、国内のUNIXの総本山としても有名。ビルの3Fから5Fまでの3フロアに分かれており、取り扱い製品は、3FがUNIX関連のソフトウェアとワークステーション、4FがDOS/Vパーツ、そして5Fがブロードバンドルータを含むネットワーク関連、およびサーバ関連機器となっている。法人需要が多いのも特徴で、ここでしかお目にかかれないレアな商品も多くその品揃えはPCパーツフロアと言えども一種独特。
5Fのネットワークフロアに入ると、ずらりと並んだサーバラックと壁際の棚の上の各種業務用ネットワーク機器が圧巻。もちろんルータ類の品揃えも豊富で、普及機から高級機までひと通り揃う。
5F店内。こじんまりとした印象だが品揃えはなかなかディープ |
静かに唸りを上げる展示サーバ |
通信・普及型ルータコーナー |
高機能ルータ・ネットワークデバイスコーナー |
■ショップの声
お話を伺った奈良岡氏 |
ご存知のように当店舗は法人のお客様が多いんですが、速度よりも付加機能ですとか、安定性やセキュリティの面を重視される傾向がありますね。
例えばファイアウォール機能の付いたものはよく売れています。安いルータにも付いていて「ファイアウォールでがっちりガード」などとうたわれている製品もあるんですが、ローカル側で複数のPCで使うためにIPを振り分けて変換することによって外から見えなくするということで、簡易ファイアウォールというものなんです。それをファイアウォールと誤解されている方がちょっと多いんですが。
そこへ行くと、アライドテレシスの「AR-320」はちゃんとしたファイアウォールの機能があって、VPNにも対応しています。インターネット経由でも仮想的に専用線のようにネットワークを構築して、離れた会社同士でネットワークを繋げるということもできます。そうした機能がついている製品としては比較的価格が安い部類に入りますし、またアライドテレシスは通信関係ではメジャーなメーカーですので、信頼性を求めて選ばれているというのもあるようですね。
またプラネックスの「BRL-04FW」には、ステートフル・インスペクションという、通信の出した要求のものと戻ってくる要求のものの整合性を取りながら通信を行い、要求と違うものが帰ってきたら違うアクセスとして拒否してしまうという本格的な機能が付いています。
このあたりが強力なセキュリティ機能もあって価格も比較的安いという製品ですね。個人レベルでも、SOHOですとか自宅でWebサーバを立ち上げたりする方が、セキュリティを気にして選んでいかれます。
また、マイクロ総合研究所の「NetGenesis OPT」は、現行の、この金額帯の一般向けのルータでは一番高速な製品ということで売れています。一応、最大30Mbpsとうたっているんですが、確かにそこまで言うほどのことはある性能です。将来の光ファイバーにも対応しているということですが、実際そこまで出ている回線はあまりないんですけどね(笑)。
あとは、どの製品も同じようにもブラウザで設定ができるようになっていますが、インターネットの速度のパフォーマンスという意味で、通信のパケットのサイズをいじくりたいという方がたまにおられます。
厳密にはブロードバンドルータとは言えないが売れ筋となっているぷらっとホームオリジナル製品“Open Bloks”。標準でローカルルータ、DHCPサーバとして使え、オプションやプログラムを追加することによりDNSサーバ、Webサーバ、Mailサーバなどとして使える |
トレンドになりつつある無線LAN機能を持つ“BLR-01P”と“ADS7004BR”。こちらも売れているという |
スピードキング的存在のNetGenesis OPT |