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流体軸受け採用の“家電用HDD”「U Series 6 CE」がデビュー

2001年08月02日 21時00分更新

文● 小磯

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U Series 6 CE
「U Series 6 CE」

 6月13日に、世界初の40GBプラッタ採用HDDとしてデビューしたSeagateの「U Series 6」。これを紹介した際に触れた“家電用モデル”こと「U Series 6 CE」が突然アキバに現れた。CEは“Consumer Electronics”の略で、OEM出荷されていることはすでに発表されていたが、実際に製品がアキバに登場するのはこれがはじめてとなる。従来製品との大きな違いは、U Series 6 CEが流体軸受けモーターを採用している点だ。



ST-380020ACE

 U Series 6 CEは「HDDレコーディング機器など、主にデジタル家電向けの製品」(Seagate)で、U Series 6よりも静音化を一歩進めた製品。U Series 6は“SBT”(Sound Barrier Technology)という技術によりアイドリング時の音を30dBにまで落としているが、U Series 6 CEではこれをさらに27dBにまで下げている。



流体軸受け採用

 Seagateが“SeaShell”と呼ぶ、HDD全体がゴムで包まれた個性的な外観や、5400rpmの回転数、8.9msのシークタイム、2MBのキャッシュなど基本的な仕様は「同じ」(Seagate)。それだけに、PCの静粛化にこだわる人なら気になる製品だろう。2日現在、在庫を確認できたのはコムサテライト3号店のみだが、もし今後流通量が増えてくれば、5400rpm HDDの本命となる可能性もある。スポット入荷ではないということなので期待したいところだ。価格は、80GBモデル「ST-380020ACE」が2万7800円、20GBモデル「ST-320410ACE」が1万1500円。


ST-380020AとST-380020ACEの比較。写真でそれぞれ左がST-380020A、右がST-380020ACEだ。見た目はまったく同じと言っていい
ST-380020A(左)とST-380020ACE(右)ST-380020A(左)とST-380020ACE(右)
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