■お上品な電飾
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蛍光灯(23cmクラスU型冷陰極管使用)駆動インバータセット。動作電圧10~14V、消費電力250mA。インバーター回路は63×18(mm)。寿命1万時間。秋月電子通商にて1ヶ800円で購入 |
美的感覚というファジーな要素を目標にしてしまったため、電飾は下品にならぬよう心がけたい。当初、電飾部分はネオン管か発光ダイオードを並べてチカチカという方向で考えていたのだが、これは上手く行ってクリスマスツリー、下手をするとパチンコ台的センスのマシンンが完成してしまう。これではインテリアマシンとは呼べない。そこでハイセンスな電飾について考察してみたが、すぐに煮詰まってしまった。目標がインテリアマシンならばインテリアにセンスを学ぼう。そんなわけで、お上品な電飾を求めて家具売場を探索すると、どうも美しい電飾はソフトな輝き(ポワッとした光り方)が理想のようだ。発光色も単色の方がお上品な気がする。電飾はあくまで脇役で内部を照らす照明として利用した方が良いようだ。そこでLEDを利用するのはやめて蛍光灯を内蔵し、筐体を照らす方式にすることに決めた。しかし20cm角の小さな筐体に普通の蛍光灯を内蔵するのは困難。困った時のアキバ頼みで、極小サイズの蛍光管を求めアキバを散策した。そこで秋月電子にて発見したのが「蛍光灯(23cmクラスU型冷陰極管使用)駆動インバータセット」だ。これは高効率の極小蛍光管とインバータ回路がセットになったもので、本来は液晶パネル等のバックライトとして利用するもののようだ。直径8mm、長さ23cmの冷陰極管をU字型に曲げた蛍光灯は今回の目的にピッタリ。動作電圧は12VなのでPCの電源を利用可能な点も都合が良い。さらにPCの非動作時のイルミネーション用としてブラックライトを購入した。この組み合わせはなんだかハイセンスな気がする。頭の痛い電飾素材が決まったところで次は電動ギミックの設計へ移ろう。
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4Wタイプのブラックライト。単三電池4本で光る懐中電灯型のもの。ドンキホーテにて1000円で購入。本体は普通の4W蛍光灯用のものと同じようだ。 |