現在750AMHzが最高クロックとなっているVIA C3だが、当然次にリリースされるであろうはずの800~833AMHz版を飛び越し、850AMHz版のサンプル品の展示がいきなりコムサテライト2号店で始まっている。
外観上は既存のC3と全く変わるところはなく、サイトに掲載されているFC-PGAに似た形態の“C3 E-Series”ではなさそう、ということだけは確かのようだ。
そもそも7月26日現在この850AMHz版に関する情報はVIAのサイトには何も載っておらず、クロック数と、裏のマーキングからコア電圧が1.6Vであることが判る(コムサテライト調べ)以外詳細は不明である。発売日も、800AMHz版ですら8月中と噂されているのみであるほどなので、いつになるかは見当も付かないといったところだ。
ひとまずとても珍しい、かつ貴重なサンプル品ではあるので、見物の価値はあるかも知れない。
また同時に、C3シリーズの価格引き下げも行われている。
例によってニュースリリースは何もなく、代理店からの突然のお達しによるもの、ということらしい。コムサテライト2号店での引き下げ後の価格は下の表の通りで、先週末までの最安値と比べると1000円~1300円ほどの値下がりとなっている。IntelやAMDの高クロックCPUの派手な値下げと比べると下げ幅こそ小さいものの、元々が低価格のCPUなのでかなり大幅な値下げであると言える。特に、Celeronと比較すると同クロックならば完全に下回る価格になったというのは注目すべき点だろう。
ちなみにこの件に関し、「先だってVIAのC3部門担当者がアキバを視察し、あまりに厳しい価格競争ぶりに“ウチがこれではイカン!”と衝撃を受けたのかあわただしく帰っていった」……という妙にでき過ぎた噂が伝わっているが、真偽のほどは定かでない。
クロック | 価格 |
---|---|
667MHz | \4,480 |
700AMHz | \4,780 |
733AMHz | \4,980 |
750AMHz | \5,680 |